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久々に

 ネット小説の感想でも書いてみようかなぁと思ったので軽く書いてみた。
 作品は『アルヴヘイム・オンライン 流麗の猫剣士』。場所はハーメルン。
 割と辛口……と言うか愚痴めいた部分があるかな。ネタバレも満載。
 っつかこれ感想と言うよりもただ思った事をつらつら書いただけじゃね。
 以下追記欄ー。

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リニューアル的な。別に何か変わった訳でもないけど。

 忙しいわ感想書く気になるような作品と余り巡り会えないわ、と言う訳なので、これからは一つ~三つぐらいで感想を書く方針にシフトします。
 ……現状記事にしないまま埋もれた感想が20個近くあったり。その殆どが5つ感想が溜まるまでに時間がかかって記事にする時期を逸した訳ですが。
 流石に一か月前の感想を載せるわけにもねぇ……。更新の早い作品だと尚の事。

 まぁそれでも最近はMUGENの方に身が入っているので更新ペースは遅いでしょうけども。
 とりあえず狂下位大会は前に言ってた検証(笑)の120名から添削して大体9割方決定。OPも大体半分ぐらいできたかな。
 まぁ完成したとしても投稿するとは限らんのですがね。狂下位メインの大会二つ三つあるしなぁ。


《IS Inside/Saddo》(Arcadia/ハーメルン)
 IS再構成二次。概ね織斑一夏が愉快な性格をしていたら? なお話であると捉えて問題ない。後別に鈍感ではない。そいでもって割とヤリ○ン。
 とりあえず鈴は可愛い。箒? 原作からそうだけどあの人性格に問題が……。セシリア? 余所のお国の文化罵倒しといて謝りもしない常識知らずは絶対にノゥ。まぁそんな感じの私の印章を抜きにしても鈴は可愛い。この作品のヒロインは鈴と千冬(キリッ 蘭も可愛いけどね!
 全体的にコメディが西尾作品の影響を受けた感じで、文体もまぁそんな感じ。あの変なテンションとメタ視点を掛け合せたようなアレ。文章も結構上手なので全体的に安定クオリティ。コメディは物語シリーズを楽しく読める人なら楽しめるんじゃないかな。後、鈴が可愛い。
 但しアンチヘイト色あり。個人的には箒が気持ち悪いですハイ。幼馴染って事に縋って一夏の迷惑省みない性格はぶっちゃけ大体原作通りなんだけどねー、なんでこんなに気持ち悪く見えるんだろう。視点主の箒に対する見方が違うのと、後はまぁ文章の違いかねぇ。
 鈴はマジで可愛いのにね。箒と鈴、同じ一夏の幼馴染なのにどうして差が付いたのか。慢心、環境の違い……。と言うかぶっちゃけ他のヒロインズは大体一夏の影響やらなにやらでいい感じに変化があるのに対し、箒だけは原作と全く変わらん頑迷固陋略して頑固な我儘暴力娘なんですよね。
 まぁとりあえずは鈴可愛い。正直原作でもヒロイン五人の中で一番まともなのは鈴だと思う。箒は重いし初っ端から暴力振るうし、セシリアは余所のお国罵倒した挙句碌に謝らないし、シャルロットは立ち位置的に読者目線だと打算やあざとさが透けるし、ラウラは単純に常識を知らんしでなぁ。鈴は嫉妬で暴力と言うISヒロイン共通のアレな特徴を除けばまとも。一夏が約束忘れた挙句酷い勘違いをしなければ(奢ってくれるでもずっと一緒にいたいという鈴の気持ちは十分伝わると思うんですがねぇ……)ああはならんかっただろうに……。
 警告タグにあるようにアンチヘイト色で箒がちとアレな感じ(改悪と言うよりは捉え方の問題と言う印象?)なので、その辺特に問題ないという人なら読んでみるのもいいのではないでしょうか。お勧め度はC。

《転生先がキリトさんだった件。これからどうしたらいいと思う?》(Arcadia)
 剣道やりつつ直葉といちゃいちゃすればいいんじゃないかな! アスナ? 知らんよ。……割とマジレスだったりする。だってSAOスルーしても一年後にはALO発売されるしなぁ。
 という訳でタイトル通りキリトに転生しちゃった主人公のお話。キリトがいないとSAOクリアできないだろうけど、キリトに転生した自分が参加したところで活躍できるとは思えないしなぁとか割と現実的に思い悩む主人公は好印象。よくある主人公だとやったぜ○○に会えるでSAOに突貫するだろうし。
 それでも欲望に負けてβテスターなら大丈夫! β版プレイするだけならデスゲームに巻き込まれないから! してる主人公にはワロタ。絶対に押すなよ! まぁ勿論デスゲームには参加する事になるんですが、その辺の過程も笑うと同時に主人公が格好良くて実によかった。
 転生ものにありがちな万能感の強い主人公と言う風でなく、等身大の人間らしさが描かれているという意味で実にグッド。
 文章も一人称だが結構丁寧に描かれていて悪くないし、まだ始まったばかりだけどもこれからの展開に期待大です。


第十六回

 エロスケ見てたらWA2の評価の高さに吹いた。2chベストエロゲ2011でも一位だったみたいね。
 買いはしたけど年末から忙しかったからまだプレイしてないんだよね。分割だったからintroductoryも買ったけどプレイしてないし。
 そして正直丸戸さんはホームドラマ的な作品の方が好きな自分……まるねこ作品よりHERMITの方が好きです。フォークロア持ってないけど。NG恋のあの世知辛さと温かさが大好き。自分まだ大学生なのにね。


《せいびのかみさま》(Arcadia)
 IS転生オリ主二次。オリ主は千冬&束と幼馴染の転生オリ主で頭脳チートを持ち、束のIS製作に携わった様々な二つ名を持つ大天才で、原作開始前から原作ヒロインズと接触している……とか書くと、事実ではあるけど内容に誤解を与えそうである。ちなみに一夏の双子女オリキャラありで、そっちは非転生の仁徳チート。
 こんな前置きしてるんだから、勿論オリ主ハーレム系の話ではなく、束大好きで束と同類の愉快犯系大天才なIS学園教師のオリ主が好きなように動く話である。ヒロインは束。ちなみに束以外の恋愛フラグは原作通り一夏に向かってます。
 性質としてはパロディネタが注ぎ込まれたギャグSSと言うのが一番近いか。オリ主のネタっぷりに他キャラもかなり染まって、他キャラの出番や見せ場が多い辺りは『IS学園の中心で「ロマン」を叫んだ男』に近い感じ。一人称視点だし、主人公一途だし。アレをもっとコメディと言うかネタ寄りに傾いた印象か。……序盤は割とネタっぷりも薄かったんだけど、福音辺りからネタっぷりに拍車がかかったよなぁ。
 と言うか正直パロディネタが多すぎてくどい印象。パロディネタをある程度分かる人でないと中盤以降は置いてけ堀を食らうだろうし、しかもアニメや漫画ならまだしもエロゲネタが多過ぎるし。……ニコニコにあるエロゲキャラをスパロボのパイロットにしたMAD見ればほぼ全部理解できる程度ではありますが。っつーか楯無と簪のは完全に元ネタ;エロゲーじゃなくて元ネタ;MAD状態だし。
 束が可愛いとか2chスレ風の番外編が楽しいとか色々といい部分はあるんですけどねぇ。ネタをネタとして読めて、且つある程度元ネタが分かる自信がある、って人は読んでみるのもいいかも。お勧め度は『C-』。中盤以降のパロネタの多さがなければ『C』でした。

《真剣で私たちに恋しなさい!》(にじファン)
 真剣恋オリ主二次。実は相当な実力者だけど目立ちたくないから根暗を演じているオリ主が、学校行事からクールだけど根っこは熱血なところを見せてキャーカッコイイーって感じにハーレム状態になるお話。
 まぁぶっちゃけテンプレ系の話である。オリ主に暗い過去があるところとか、オリ主SUGEEEEなところとか、実は優しくて頼りになる人って感じに下級生中心に大人気でマンセー色強いところとか。
 作者さんが自己紹介で文章が拙いと自称している通りその文章力はお察し下さい。とても読めたものではない、と感じるほどでもないが、見せ場に当たるシーンでもイマイチ盛り上がらないのはマイナス。と言うか見せ場でも主人公が色々本気出してないのが窺えるからあんまり燃えないんだよねぇ。力を制限されてる状況とかじゃなくて、単に本気出して目立ちたくないでござる! って事で舐めプしてるようなもんだし。
 序盤と終盤は扠措き、中盤は淡々と主人公最強の道を突き進んでいる印象。前述通りオリ主SUGEEEEだから盛り上がらないしギャグも薄いので凄く中弛みを感じる。展開的には必要な話のはずなのにね。何故だ。終盤の展開とか、オリ主と天使の恋愛フラグ話とかは結構よかったんですけどねー。主人公最強ハーレム系の作品が好きな人なら読んでもいいんじゃないでしょうか。主人公最強作品が好きな人であれば、悪名高きシ○ン氏のSSも結構楽しんで読めますし(経験談)
 続編の『難攻不落 ~みやこおとし~』は主人公が吹っ切れて友達っていいよね状態の明るい最強オリ主に転換していたのとコンパクトに纏まっている事もあって読みやすい。個人的にこーいうタイプの話は好きですしね。恋愛は恋愛感情の芽生えと言うカタルシスこそ至高であるって人なので自分。お勧め度はこっちが『C-』、難攻不落が『C』ってところか。続編の方があっさりと読みやすいです。ガチで。

《大嘘憑きと狼くん》(にじファン)
 めだかボックスオリ主二次。過負荷マイナスの領域にまで極まった異常アブノーマルを持つオリ主が、球磨川と出会って大親友になる話。原作沿い。
 なんか球磨川の親友だとか過負荷マイナスの領域まで極まった異常アブノーマルだとか、色々アレっぽい感じはしないでもないが、別に最低系とかそういうタイプではない。寧ろ最早擁護のしようがないほどに極まった、ぶっちゃけ原作に出てきても大して違和感がないほどの異常アブノーマルらしい異常アブノーマルである。
 最低最悪の過負荷マイナスである球磨川に対して、オリ主に当たる嘘月狼は『正直過ぎる』異常アブノーマル。絶対に嘘は吐かないが、何故か『良い』を『悪い』と言う風に正反対の単語を用いる為、パッと見はとんでもない嘘吐き。まぁ1も-1も絶対値では同じ1ですし、狼的には違いなんかないんでしょうが。正反対にすれば正しい意味になるし。
 とにもかくにも狼の西尾維新キャラらしいキャラ立ちっぷり(っつーか異常アブノーマルレベルになった男版ろり先輩だよな。つまりはしょた先輩か)と、そんな大親友に対して時折カッコつけなければ括弧つけない球磨川が実に大親友でグッド。二人の関係は例えるなら戯言使いに対する人間失格か。この一点だけでも個人的には十分読む価値がありました。
 欠点は主人公の抱える異常アブノーマル上ぶっちゃけ仕方がないのだが、非常に読みにくい点。ルビで実際の発言を表現してるからまだ読みやすくはあるのだが、それでもやっぱり読みにくい。誤字もちょこちょこあるし。めだかボックス、っつーか西尾作品が好きだーって人は読んでみるのをお勧めします。……化物語が好き、って人には勧めんが。戯言好きな人とかならいいと思う。お勧め度は『C』。

《我が○たし悪の華 / 風の○わるところ》
 某所のコードギアス短編SS。腐要素の含まれる作品もあるサイトである、と言う性質上タイトルは一部隠し+サイト名非公開と言う形にさせていただきます。ちなみにこのギアスSSサイト、私のお気に入りサイトです。騎士団やスザク、ナナリー厳しめ傾向の強い作品の中では多分トップクラスのクオリティだと思われ。
 『我が○たし悪の華』は、ルルーシュが悪逆皇帝とかその辺のアニメ描写が突っ込みどころ満載だったので、作者さんなりに無理のないように展開を改変した再構成作品。その内容に関しては、なんでアニメはこれぐらいの事をやってくれなかったんだろう……と言うアニメへの不満をひしひしと感じさせるレベル。最終回派生三題はそれぞれ違う視点でゼロレク話書いててお気に入りです。
 『風の○わるところ』はR2の19話If。藤堂さんが利敵行為に走らず、恐らく軍人として正しい部類に入る行為に躊躇も容赦もなく及んでいたら、に始まりその顛末を描いたお話。まぁゼロが信用ならないからと言ってシュナイゼルが信用できるわけじゃないし、藤堂さんの行動は間違いでもないわな。っつーかゼロ無視星刻無視評議会無視で敵国の宰相と密約結んでしかもそれがお咎めなしになってる原作がとんでもないので、これぐらい過激な行動とっても相対的に正しいという辺りが色々アレ。
 もしもの展開と言う意味では凄く丁寧に描かれている印象だが、原作が戦争を描いた作品だけあって、キャラはそれぞれ破滅へと進んでいく素敵仕様。雰囲気からお先まで見事に真っ暗。誰が歴史の勝利者となるのやら。とりあえず全員幸せとは縁遠いに違いないっつーか碌な死に方しないだろ絶対。
 他にもナナリー大好きな自分的にはドンピシャな『○るけものたち』、最終話後ナナリー代表就任したとしたらぶっちゃけ一番ありそーな『○○の唄』、一期でもしスザクがルルーシュの存在をミレイと婚約したロイドに明かしていたら、な『○○のいちばん長い日』などがお勧めです。暗い作品が多い? 厳しめ多いからしょうがない。どうしてもと言うなら俺様モードスザクな『○○の耐えられないウザさ』とか、歴史番組的な感じに第二次東京決戦~ゼロレクイエムを描いた『○○○、歴史の曲がり角』とかが読みやすいか。後はカプ系とか。『○妬』なんかは藤ルルだけどルル女の子設定だしいいんじゃね? お勧め度は、サイト全体で『B+』(カプ系除外)or『C+』(カプ系含)ってところでしょうかねぇ。いや、全体だと『B』や『C』でいいかな。

《××する最後の楽園》
 東方二次創作。置いてある場所が色々とエロからグロまで多方面に混沌としていて、嫌う人は思い切り嫌いそう(文章として云々ではなく生理的な意味で)と言うか所謂隔離ジャンル的なのでタイトルとサイト名は明記いたしません。プロポスレ辺りならこのスレは俺×キャラSSの場所だから注意、とかで済ませればいいだろうけど、流石にここは……ねぇ。耐性ない人が見たら荒らしそうですし。……でもまぁ、東方二次界隈を知ってる人なら普通にサイト知ってるんじゃないかなぁ。
 内容は簡潔に言えば東方世界(幻想郷)でパニックムービーと言ったところか。異常気象に始まり幻想郷の自然が異常になっていくという異変によって、妖精達は狂い、人妖問わず奇病によって命を奪われてゆき、その躯はゾンビとなって人々を襲う……と言う話。場所が場所だけあって原作キャラだろうがなんだろうがキッチリ死ぬ。寧ろ半分以上死んでおり、1ボスからExまで全滅しているタイトルも。
 突然発生した異変に対して、人も妖怪も関係なく幻想郷一丸となって立ち向かっていく、と言う展開は素直に面白い。キャラの口調はフラン辺り創想話とかの印象が強いのでちと違和感だったが、メインで描かれるキャラや人里の立ち向かう人々も魅力的に格好良く描かれていて実にGood。但し出番のないキャラは出番のないままサクッと死んでるので注意。
 正直この投稿サイトはタグ段階でニッチ傾向強過ぎた(確かにこりゃ嫌う人も多いだろうなぁと凄く納得)ので割と敬遠していたのですが、普通に楽しく読める作品で吃驚でした。面白いですよ? サイトもタイトルも明かさないですし、上記のタイトルでググってもトップに作品のページ出ませんが(確認済み)。


第十五回

 スーパージルベルトワールド(チラ裏の方)のアンケート見てたら真ルート選んでる人が多くて吹いた。正規ルートがノイてんてーエンドでアンケートは真とか、ここのロリコン率の高さは異常。私も投票するなら真ですけどねー。いやだってBALDRSKYの好きなヒロインは水無月姉妹ですし自分。別にロリコンって訳じゃない。

 そして真剣恋Sをプレイしてみた。つっても忙しい上に調子も芳しくないのでまだ全然やってませんが。とりあえず初っ端のルート選択で、迷いなくヤドカリを選んだルートを選んだんだが、何か致命的に間違えている気がする……。いや、弓子先輩が可愛かったから間違いではない! 間違いではないのだ!
 多少プレイした感じアニメーションで表現するシーンが多いのかね? 金掛けてて結構クオリティもよさそーだしそれは別にいーんだけど……。なーんかタカヒロさんその辺の描写を楽する方面に成長してませんか? いや、超失礼な話ですが、燕とカラカル兄弟の決闘見た時、とうとう戦闘シーンを描写する事を諦めたかと思いましたし。
 真剣恋Sはこういう作風だから別にいいんだけど、太陽の子のクオリティ(文章的な意味で)が正直不安です……。いや、丸戸さんやるーすと並んだら普通にタカヒロさんが一番不安なのは前から感じてたことなんですけどね。能力とかじゃなく作風とか書く文章的に。

《ネギ魔改造物略してネギ魔》(にじファン)
 神様転生系でネギに転生。色んな作品の能力をチートとして持つと言うなにこの地雷臭と言いたくなる作品。主人公に原作知識はない。ネギまと言う漫画の存在は知っているようだが。
 大雑把な設定だけ書くと、所謂典型的な主人公最強ハーレムだとか、立派な魔法使いアンチ系とかみたいな感じだが別にそういう話ではない。原作では触れられてない政治とか権力争いとかそういった方面にクローズアップした挙句、主人公のチート性能と性格(倫理観は一般的だが頑固な性質で手段を選ばない)故に状況が原作よりも酷い事になるという非常にアレな作品。
 原作の、ラブコメ作品だからスルーされていた部分をクローズアップして色々ドロドロとした内実を描き、主人公も自分の価値観に則って手段を選ばず行動した(桜通りの吸血鬼に際して、エヴァの生存を外部にリークするとか)結果がこれだよ! 修学旅行編の顛末は軽く大惨事って言うか学園面子以外の死亡率がやばい。修学旅行編は実質BAD ENDじゃねーかこれ。
 主人公チートで最低系(Ifではリョウメンスクナ復活に際してトンズラこいて死んだものと偽装してる辺り主人公としては割と最低)でありながらも、決して主人公が蹂躙して無双するだけでは終わらない一風変わった作品。一人称で地の文がやや説明的にくどい印象はあるものの、文章自体はちゃんと読めるレベル。読んでて少し疲れましたけど。そして多分多少読み飛ばしても問題ないでしょうけど。お勧め度は『C』。終わり方とか主人公のスタイルとかその辺が某ネギま二次に似ているような気がしないでもない。割と過激になって原作知識のない○ギって感じか(オイ)

《もし、セシリアオルコットにインテルが入っていたら》(にじファン)
 IS再構成二次創作。タイトル通り、とある人物(notオリキャラっつーか実在人物)の影響によって、『これはセシリアではない、SESIRIAである』と言いたくなるほどにハイスペックとなりイギリスの『国家代表』になったセシリアさんの無双ストーリー。主人公最強……なのか? ぶっちゃけ千冬さんには勝てなさそーだけど。
 第一話の冒頭から、原作のセシリアとは似ても似つかない超フランクな自己紹介と、地の文での正しく最強主人公と言った感じのハイスペックが羅列されたのに、クラスメイトは全員視線がワンサマーに向いていた為完全スルーされたのには不覚にも吹いた。中二の香り漂う二つ名まで持ってて、スペック自体は千冬さんクラスなんだがなぁこのSESIRIA。……ところで、五十音ではセシリアより一夏の方が自己紹介先の筈なのだが……多分このIS学園ではアルファベット順(オルコットは英字表記でAlcott)なんだろう、きっと。
 特に嫌味なキャラになる事も、だれか原作キャラを踏み台にする事もなく、原作よりも強く優しく倫理道徳その他諸々を弁え、真っ直ぐ前向きな夢を持ったSESIRIAのキャラはTUEEEE系キャラとしては結構いい感じ。こういう真っ直ぐなキャラっていいよね。最近の二次オリ主は変に歪んでる事が多いし。
 ネタとしては掴みは上々で、説明描写が多いきらいもあるものの文章も悪くない。古き良き……かはともかく、最近めっきり少なくなった原作キャラ魔改造もの、と言った感じの作品。一番の不安は文章と言うか構成的に、エターになりそうな感じが凄くするという事。

《IS~残念な転生をしたようです~》(にじファン)
 現実世界で交通事故に遭い、前世の記憶を持ったまま転生したオリ主が、何の世界なのか分からないまま日々を生きていたら、白騎士のアレでISの世界だと分かったので喰いっぱぐれないように色んな資格に手を出しまくったらIS学園の職員として半強制的に雇われた話。
 主人公はIS適性もなく、生身でISとやり合えるようなチートもない代わりに学力方面で超優秀。五、六ヶ国語ぐらい話せて司法試験受かってて外交官の資格も持ってるとかどうとか。勿論国籍は安心と信頼の日本。そりゃIS学園にも雇われるわ。
 全体的に鮮やかなバトルとかそういうのは無縁で、IS学園に雇われた人間の視点で世界情勢の変遷に対して色々ツッコミを入れながら対処と生徒の相手に奮闘する感じ。ヒロインは千冬さんだが、この作品の千冬さんは何故か貧乳である。まぁ作者さんなりのIS考察の影響なんですが。
 同じ作者さんの『ある平凡な女生徒の話』なんかも同じですが、とにもかくにも会話文が皆無と言っていいレベル。主人公の心情とか突っ込みとか事態の変化とかを、地の文で詳らかにしてそれだけで進んでいく為、色々と物足りない部分があるのは確か。この作者さんの作品は設定と内容はいいんだけども、キャラクターのコミュニケーション描写が滅茶苦茶少ないのが非常に残念。
 なんだか色々感想に影響された為か他のIS作品と一緒に打ち切りエンドと言う事で残念……とか思ってたら活動報告で復活とか書かれてるんですが一体どういう事なのかって言うかどういう反応を返せばいいのか。お勧め度は『C-』が無難なところか。会話文なくてもいいよ、な人だったらこの作品の視点はIS二次でも珍しいタイプなのでお勧めです。

《IS~remix~》(にじファン)
 という訳で復活した方の作品です。こっちは前世知識はあるものの原作知識を持たないオリ主の話。
 基本スペックも資格大量取得&語学熟達からお前どこの統一言語師だよと言いたくなるような劣化ゴドーワードに変化。統一言語を理解している為にどんな言語だろうが翻訳可能だが、パソコンの画面とかを見ると1と0のデータレベルで理解に入る為脳味噌が拒否する為見れない。……分かり難ければ、Webページを見る時に『ソースを表示』した状態でしか見れないのをもっと酷くしたものと考えればいいんじゃないかね。想像するだけで気持ち悪いなオイ。
 内容は以前の作品と変わらずアンチ傾向強し。前作では千冬さんがヒロインだったが、こっちではオリ主がISが世に広まった影響によって人生をブレイクされている為現状ヒロイン未定。って言うかIS嫌いで千冬も嫌いという状況。……まぁ、この話では千冬が一夏を守る為に無理をした結果主人公が被害食らったわけで……。
 ぶっちゃけ作風自体は前作から変わってません。オリ主は前作と同じく超受動的な上に会話文も皆無。アンチ的な視点で流れを追いながらオリ主が愚痴る話ってのが多分正しいんじゃなかろうか。前作よりもアンチ要素はきっついって言うかこのアンチっぷりは『ある平凡な女生徒の話』に近いか。女生徒&エージェントでもそうだけど、この人アンチはしても人格の下種化とかはしないんだよなぁ。主人公が揃って原作キャラの人格に立ち入るような土俵に入らないってのもあるんだろーけど。原作キャラ自体見様によっては大概アレだけど。ぶっちゃけISは一夏がIS起動せずに藍越に通いながら鈴&蘭と三角関係作りながら弾と仲良く青春してるのが一番幸せだと思う。
 なんつーか、この人の作品ってIS二次ってどれもドキュメンタリーっぽい感じだよなぁ。小説としてはなんか間違っているけれども、話としてつまらないという訳ではない。切り込み方自体はいいし、内容もそれに沿った形になっていて、話が一貫していると言えば一貫してるしなぁ。何とも評価のし辛い作品である。まぁ前作と同じくお勧め度『C-』ですけど。
2012/02/20追記
 束が最早どうしようもないレベルで狂人として描かれてて吹いた。こんな人格してても束の場合違和感がないのが束の怖さだよなぁ。
 そしてもうこれヒロインラウラでいいんじゃねぇかな。やまやは殉職しちゃったし。会話文絶無なのにラウラが妙に可愛くて仕方ない。
 っつーか主人公の作戦が成功するとラウラが暗殺されそうなんですが。存在自体追及されたらドイツ的にやばい上に主人公と親密でヴォーダンオージェも持ってるから危険視されるには十分(02/21補足;ヴォーダンオージェに関しては主人公の施術の目的と、ラウラが本来ないはずのリスクを背負ったという不確定要素を持ってる為)……。ドイツ本国から尻尾切りされる可能性も十分あるし。
 失敗したら主人公に興味持ってたの確定した束になんやかやされそうだしなぁ。ISニノレテタノシイナ♪みたいな。だって見た目は十分+ドイツに改造された改造人間って時点で束が玩具にする条件は揃ってそうだし。
 頑張れ主人公、ラウラの為にも生きるんだ! ……ぶっちゃけこの状況だと、二人揃って何か代償払って表舞台から消えるぐらいしか生き残れそうにないけど。
2012/02/21追記
 とか言ってたらラウラは敵方だったんかい! ……まぁ、可能性自体は考えてましたけど、実際昨日部分の追記にラウラの選択肢にラウラが主人公殺すってのもアリだと書き加えるかで迷いましたし。
 結局それだとラウラが危険視される可能性を払拭するには微妙だったから書かなかったんですけど。主人公から情報を引き出すために動いてたんだよ! って言ってもそんなもんを他国が信じてやる必要もない訳で。寧ろ存在が突っ込まれるとアレで余計なことを知りすぎた人間になるんですよね。
 束と密約結んだとなるとドイツの立場がアレだしなぁ。結局ラウラの死亡フラグ(尻尾切り)は折れてないどころか強化されました。その辺全く救われないのはこの話らしいっちゃらしいんだけど、見事過ぎるほどに投げっぱなし……。
 まぁこっから先の展開に救いがあるようには思えませんけど。どの道ラウラは束がラウラに飽きるまでの命。軍人どうぐである事を選んだんですし本望じゃないですかね。主人公の呪詛の影響でもっと早くに束共々暗殺される可能性はありますが。

《弱者の意地》(にじファン)
 なんか弱者の意地とか言う理由でMOMOYO相手に決闘を申し込んでは一蹴される、なんかどこぞの武道四天王の執事を思わせるようなオリ主が、MOMOYOに勝つ為に頑張る話。ちなみに九鬼家の関係者で、紋白の元執事。MOMOYOに勝つまで九鬼には戻らないとかどーとか。
 とりあえずオリ主の名前が伊達正宗(恐らく誤字にあらず)な上に義経から同類の匂いがするとか言われてたり、とある出来事に遭遇して殺意の波動にでも目覚めた感じに殺気を振りまいて暴れたり、色々と弱者(笑)な事情があるのは疑うべくもない。
 紋白の元執事のオリ主がMOMOYOを倒す為に頑張る話、というコンセプトは決して悪くはないって言うか個人的には寧ろいい感じだと思うのだが、節々から窺えるオリ主のハイスペックさ故に本人が言ってる弱者の意地と言う言葉が正直寒い。意地らしい意地を見せるかと思いきや、正直本気で努力しているようには見えないのが困りもの。なんで武器の扱いを練習しようと思わないの? 三日で十分使い物になるレベルまで修得できるらしいのに。
 オリ主が何故紋白の執事をやめたのか、など、多分作者さん的には伏線なんだろうけど、オリ主の背景が全体的に不透明に過ぎる印象で、加えて話は全体的に淡々としていて盛り上がる感じもなければ、読者から見てアッと言わせるような捻った部分もない。オリ主は愉快とかカッコイイとかキャッチ―な魅力に乏しく、背景が不透明だから視点主に感情移入する事も難しい。その為、楽しみどころがイマイチ見つからない。紋白が大和と仲良くなってるところを見て、オリ主が絶望からの暴走コンボ入ったのを見た時には、余りの超展開&説明不足に置いてけ堀を食らいました。
 コンセプトや文章、原作キャラの描き方なんかは概ね問題はない感じなんですけど、オリ主周りの書き方に推敲が足りない印象。正直オリ主の目標であるMOMOYO打倒以外にツカミが弱い。設定をきっちり理解した作者の目線でなく、読者の目線も考えて話を作れば結構面白い作品になりそうではある。

第十四回・R-18やる夫スレ2/5含



 最近何故かREBORNのSSに嵌って理想郷となろうの巡回率低下してました。SSって言っても所謂携帯小説ですけどね。しかも専らツナ嫌わればっかり読んでました。
 いや、REBORNのツナ嫌われってスレツナ率の高さとか味方の心強さとか敵方の救われなさとかに定評があるので、ストレス溜まってる時に何も考えないで読むと結構ストレス発散になるんですよね。携帯小説なので文章に関してはお察しですけど、まぁその辺は携帯の画面小さいし、できるだけ描写を省かないといけない部分もあるので仕方ないっちゃ仕方ないですよね。ネット小説だって横書きが多い(縦書きで挿絵つきのリリカル二次書いてたところもありましたけど)から一文が長いと読みにくいし。流石に誤字とかてにをはのミスとかが沢山あるのはアレですけど。
 クロームの可愛さを思い出した事だし、久々に漫画物置から引っ張り出してこようかなぁ。ところでツナ嫌われスレツナ要素なしでツナ×クロームカプの話ってありませんかね? 初登場時に心奪われたんですが自分。

《気になる彼女は高町なのは》(Arcadia)
 ヴァイスの後輩である機動六課交代部隊員のアルバート(古代ベルカ式の魔導師)は、とある悩みを抱えていた。それは、前世の自分の記憶らしき夢を見る事である――という訳で神様転生オリ主二次である。前世の自分の記憶らしき夢を見るとか十四歳パワー溢れるアレみたいな感じですよね。タイトル的にヒロインなのはっぽいけどヒロインじゃないです。いや、ヒロインなのかな? 恋愛的なヒロインではない事は確か。完結済み。
 そんなアルバートは機動六課に入隊して以来、一目見た時から高町なのはの事が気になっていたのだが、しかしそれは惚れた腫れたというような甘酸っぱい感情では断じてなかった。なのはの頑張る、幸せそうな姿にほっと一息を吐くような、それは恋(したごころ)ではなく愛(まごころ)。しかもその源泉はアルバートではない、恐らくは前世の自分であろう誰か。
 高町なのはに深い愛情を抱く、二刀術を操る妻子持ちの男……一体何者なんだ……?
 オリ主らしい嫌味さがなく新人組のいい兄貴分&エリオの師匠やってるアルバート、アルバートのいい兄貴分してるヴァイス、ラストに貫録の悪役っぷりを見せてくれたスカリエッティなど、キャラが総じて魅力的。そしてラグナが家庭的な妹キャラで実に可愛い。ヒロインはラグナ(マジ)。ちなみにこのラグナは誤射を食らってません。アルバートが代わりに受けて一時部分的にハゲました。
 文章もしっかりしていて、中でも終盤の六課襲撃での中二全開バトルシーンの描写は圧巻。話も中編サイズでしっかりと纏まっていて読みやすい良作。お勧め度は『B』。
 あ、ちなみに転生させたのは『抱擁の慈愛に溢れた黄昏の女神様』との事で、まぁ要するにDies iraeのマリィと言う事である。本編には一切全く無関係ですが。神様が転生に関わってるだけで所謂神様転生系とは別物ですし。

《IS ―インフィニット・ストラトス クラスメートの視線―》(Arcadia)
 原作のISに一夏のクラスメートだったオリキャラ(女)とか一夏以外に新たに発見された男性のIS操縦者のオリキャラとかを突っ込んだ再構成もの。
 とりあえず香奈枝(一夏のクラスメートだったオリキャラ)はいい感じに苦労人やってていいキャラしてると思います。短気とか言って自分を責めてますけど、根本ISのキャラクターは香奈枝の短気っぷりなんぞ屁とも思わんレベルで人間としてアレなの揃いですしなー。千冬さんですら結構大概ですし、一夏も言ってるけど立派な良心回路である。色々と苦労を背負わされているけど幸せになる日が……あったらいいなぁ。
 そして織斑先生の最低っぷりが大概酷いです。恐らく教員としては最低クラスに酷いお方。生徒に本来教師がやるべきであろう役割を脅迫込みで強制して丸投げ、そしてその生徒が自分の意の通り動かなければ暴力&脅迫と言うこの屑さ。責任を取る気があるだけマシ? いやちっともマシじゃねーし、寧ろそれを免罪符にして自己正当化してるようにしか見えないし。っつーか責任取る気があるなら簪が香奈枝ビンタして逃げた時香奈枝だけを呼んで説教するとかいう酷い贔屓しませんし。これが最低系オリ主ですって言われても納得できるレベルで酷いわ。
 文章はまぁそれなりと言ったところなのだが、全体的に視点の切り替えが頻発していて読みにくい。一夏のクラスメートの視点とかその辺はいい発想だと思うんですけどねぇ……。後、転生者っぽいオリキャラがいるのはいいんだが、それってクラスメートの視線として成り立つんだろうか。いや、これ最終的に香奈枝いらなくならんか?

《理論屋転生記》(小説家になろう)
 幼少に火災で両親を亡くした現代の教育者がトラックに轢かれ、気付けば中世っぽい世界(但し魔法とかファンタジー要素あり)に転生していた。但し、男ではなく女として。……要はTSである。
 この手の話ではいつもの事、貴族っぽくなくて優しい両親の愛を満身に受けて幸せな日々を送っていたが、流行病によって父が死亡。母は農民の出自で後ろ盾もなく、子供はセフィリア(主人公)一人だけ。侍従の皆も含めた家族と領民を守る為、若干五歳の幼女領主となったセフィリアが奮闘する。
 まぁ要するにNAISEI系の話である。農業と料理に現代知識を活かしてNAISEIヒャッハーを目指す。……後ろ盾が殆どないからこれだけ頑張ってもかなりやばい。ついでに言うとこれ以上頑張ると悪目立ちをしてやばい指数が倍率ドンして詰みコースに入るというハードモード仕様。最悪母親と一部の従者連れて父親の友人の侯爵家頼ればいいので人生的には結構イージーモードですが。
 NAISEI系の中でも試行錯誤の様子が描かれたり、セフィリアではない作中世界での専門家の視点から見た考察や、セフィリアを心配する大人の視点が描かれたり、全体的にNAISEI系特有の、主人公の全能性にも似た嫌味っぽい要素は薄めで、セフィリアSUGEEEEと言うよりも、頑張ってるセフィリア可愛い、みたいな感じか。主人公の全能感を堪能したい人的にはマイナスだが、読み物としては立派にプラス。
 セフィリアも月のものが来て女の子らしい一面が芽生えてきた感じで可愛いし、セフィリアに惚れてる侯爵子息も色々と頑張っていて実に微笑ましいしで個人的には好みにドンピシャの作品。お勧め度は『B+』と迷うところだが、『A』でもいいかもしれない。転生ってネタとしては戦国自衛隊とかと大して変わらない訳だし、人を選ぶ要素からは外して、その代わりに『神様転生』を入れる方がいいかも?

《やる夫は聖杯戦争に挑むようです》
 Fate本編HFルート後、解体される冬木の聖杯戦争システムをガメた鷲巣巌と、それに協力した残りの二家(御三家、内訳はシステム担当の鷲巣、土地担当の柊、聖杯担当のランペルージ)によって開催された聖杯戦争に、鷲巣やる夫が参加する話。TRPG形式の安価スレで完結済み。R-18。
 やる夫の召喚したサーヴァント(と書いて嫁と読む)はキャスターことアレイスター・クロウリー、スキル作成能力持ちと安価スレとの組み合わせも良いチートキャラだが、最初から三騎士相手では半詰みの上、他のマスターやサーヴァントも負けず劣らずチートと言うか、型月ではいつもの事の『例外』揃いと言う絶望感。と言うか英霊じゃなくて神霊が普通に召喚されてるんですが。1940年のアレ再現する宝具がなくてもフォーマルハウトから召喚された赤王様の絶望感がやばい。
 サーヴァントからマスターまで、キャラクターはそれぞれ個性豊かにしっかりと描写されていて、特にオッサンマスター二人や、『英雄』であるサーヴァントなんかの戦闘者達は、滅びの美学の感じられる散り際も合わせて見事に格好いい。……やる夫の戦友ポジのアサシンさんはヒロインゲットしたり最終決戦の超重要キャラだったりで、最早もう一人の主人公レベルになってたが、まぁそれはそれでしっかりと格好良かったし問題はない。かがみんは覚悟完了してたし、ナナリーは一気にヒロイン街道突っ走って可愛かったし、他キャラも魅力的でした。
 やる夫もネタ安価に振り回されたり状況の酷さに胃を痛めたりする三枚目風でありながらも、しっかり締めるところは締める格好いいキャラで実にGood。チート染みた敵に対抗して、家伝の魔術関係の覚醒&キャスターのスキル作成とかで人間をやめる勢いで強くなった挙句、敵からも味方からも人間(笑)と言う認識になったのには笑った。いや格好いいんだけど、どう考えても人間として何か間違っている(笑)
 赤王様が強くてどうしようもないならヒロインにしようぜ! とばかりのネタ安価から赤王様がヒロイン化したり、かがみんの扱いが非常に哀れな感じになったりで、全く安価スレはカオスだぜ! そのカオス要素をきっちりと拾ってしっかりと燃える展開に纏め上げた作者さんの手腕は実に見事。お勧め度は『C+』、安価スレに抵抗がなければお勧めです。お隣さんの方も面白いですよ! ベルの恋愛フラグ折れたけど!
 ……ところで、ナナリーがヒロインのやる夫スレって他にないですかねぇ? やる夫主人公で、メインヒロインポジ。『やる夫達はお嫁さんをもらうようです』はナナリーがヒロインだっけ?(第一部がBADと言う事で読んでない)

《やる夫は故国を復興するようです》
 という訳で聖杯戦争のお隣さんの安価スレ。勇者にして親友のやらない夫達と共に魔王を倒したやる夫が、魔族によって蹂躙された故郷を、故郷に残した恩師や幼馴染を救う為に奮闘する話。R-18。ハーレムもの。
 やる夫は『安価の力や知識を借りる事が出来る代償として、普段の行動選択を安価に縛られる』と言う安価魔術士。ゾロ目安価とか成功すれば化け物クラスだが、失敗の可能性もある割とピーキーな性能。理論値では最強だけど実践できるかは別、みたいな。
 >>1ことばくだんいわさんの安価捌きが非常に上手で、安価スレらしいネタさと格好よさが見事に合わさっていて実にグッド。ネタに走れば三枚目、それでもキッチリ美味しいところは持っていくやる夫さん格好いいですね。全体的な雰囲気としては、根幹はシリアスだけれど表面は割とコメディ、って感じだろうか。バトルシーンとか見せ場キッチリシリアスで、他キャラもコミカルな魅力とシリアスな魅力が並立していて、コメディとシリアスで二度美味しい。
 中でもぽんこつニートから安価の力で主人公方面への成長著しいベル可愛いよベル。やる夫との恋愛フラグは折れたけど、ダブル安価魔術士はトリックスターやってるのが一番読んでて楽しいから個人的にはアリ。エロシーンがあったら相当安価が荒ぶりそうな感じで一遍見てみたくもありますが、安価精霊通してサトリサトラレエロシーンは既にさとりんがやれる&やってるから別になぁ。
 安価スレらしく、雰囲気が気に入れば楽しく読める作品です。笑える、と言う意味では聖杯戦争スレよりもお勧め。お勧め度は順当に『C+』。難を言うなら纏めをしているところの見やすさの差かねぇ。いや、十分見やすい部類ですけどね。話の最後に次の話へのリンクがないだけでちゃんと一覧からそれぞれの話に飛べますし。別タブで開くから場合によっては重くなるけど。それでも某大手纏めブログさんよりは読みやすい。


第十三回・セメント感想1/5

 結構前から空気ネタ云々で多少興味のあったゆるゆりと言う奴をニコニコで調べてみた。いや、前から少し見た事はあるんですけどね。具体的には一条が圧倒的土足で現実です、これが現実……! ってやってたアレ。
 そしたらあかりが天使可愛くて仕方がなかったので気付けば2chのSSを読み耽ってました。十時間ぐらいぶっ通しで。……自分、百合属性なかったんだが。何かの病気かなぁ……。
 とりあえず原作買って読んでみる事にする。別に百合趣味という訳ではなくあかりが可愛いから買うのである。……これはこれでロリコン臭くてアレだなぁ、おい。

《リリカルマジカル※ただしイケメンに限る》(Arcadia)
 魔法世界の違法研究の被験体であったという暗い過去を持った超絶イケメンハイスペックチートな上に性格までIKEMENの義弟(九歳)を持った不細工(十七歳)の話。
 内容を一言で説明するならば、タイトル通り『ただしイケメンに限る』。IKEMENな義弟の兄と言う立場しか親からは求められず、学校に行っても付き纏うのは義弟の兄と言う立場か、明るい不細工と言う諧謔として片づけられる嘲笑である。そしてIKEMENな義弟はそのIKEMEN性故に主人公にも分け隔てなく接するどころか普通に裏表なく尊敬しているとかなにそれ拷問ですか。
 そんな環境に身を置いていたのでは、魔法世界側の違法研究者なんかに依頼されて義弟を監視する(勿論給料有)ぐらいに性根が歪んでもしょうがない。っつーか表面上は『不細工だけどいい兄貴』やってる時点で十分すぎるほどに凄い。
 鬱屈したというか色々ねじくれつつもキチガイ方面には振れず『腐った』の範疇内で下種い屑っぷりを発揮する主人公のキャラは個人的にはグッド。屑とかどうとか言ったり言われたりしつつも、なんだかんだでこの主人公程度の下種さは世間の誰でも持ちうる程度ではあるんですよね。
 そんな主人公の一人称だけあって人を選ぶ傾向は強いが、文章自体は割としっかりとしているし、性根が歪んで鬱屈した主人公の内面を描きつつも、視点主の主人公が何やかやで結構愉快なキャラなので格別雰囲気が暗いと言う事もないので、読んでて存外楽しいし読みやすい。
 後この主人公、劣等感ムンムンで自分はリア充じゃない的な事を言ってますけども、ロリババァ系美少女上司に不細工とか屑とか罵られながらも仲良く痛快愉快な会話が出来たり、クアットロにガチで見下されつつもなんだかんだで腹を割って話せたり、どう見てもお前リア充の一種だと思う。一人でも美少女とそれなりに話せればその時点で非リア充を名乗る資格はない。
 お勧め度はまぁ『C』か。C+と言うには個人的にはイマイチ。

《魔法姉弟ツインクロノ》(にじファン)
 リリカルなのはには転生者がイッパイ! な割と見かける二次創作。転生者が沢山をリリカルで最初にやったのはやっぱりトリッパーズカーニバルかねぇ。
 厳密な意味ではクロノとエイミィが原作と性別が異なったパラレルワールドで、主人公はTSクロノ(クレア)の三歳下の弟である転生者。別に原作キャラでハーレム作るぜフヒヒみたいなことは全く考えておらず、寧ろそっち傾向の嗜好を持ったお前らアンチ系二次創作の知識しかねぇのかと言いたくなるような転生者達に度々襲撃を喰らう毎日。
 要はアンチ系転生者にバーカ! を突きつける話。メイン位置にハーレム願望持ちの下種系転生者がいるが、扱いは酷いものである。美貌で三人娘(元祖)を誑かしたと思いきや、持ち前のチート魔力で原作介入しようとしたのが運の尽き。その言行からなのはに不信を抱かれ、管理局にアンチ視点で『格好いい俺』を見せつけようと思ったらクロノに対応され面目丸潰れ、時の庭園突入には命令に従わないだろうから寝てろと気絶させられる始末。まぁクロノとカレル(フェイトの現地協力者になったまともな転生者)を虚数空間に突き落としかねないらしいですし仕方ないっちゃ仕方ない。
 根本的に最低系オリキャラをアンチするだけの作品で、文章もあっさり風味なので趣味が合う人には娯楽として楽しめる内容であると言えるのではないでしょうか。アンチの仕方を手緩いと取るか対応としては正しいと取るかは人次第。個人的にはちょっと話としての盛り上がりが足りなくて楽しみどころが薄いかなぁと思わなくもない。お勧め度は『C-』かなぁ。Cか迷うところだけれども。

《ダイの大冒険でよろず屋を営んでいます》(にじファン)
 ダイの大冒険の世界にアトリエ的な採取能力とドラクエⅧ的な錬金釜をもった現代人のオリ主がトリップする話。どーでもいーけど高校生って設定のオリ主がダイの大冒険の原作知識持ってるってのは微妙に違和感だよね。
 主人公は錬金釜で作ったアイテムを売って世界を回る行商人、色々自重せずに強装備を売っているがバタフライ効果とか大丈夫なんだろうか……。まぁバーン様筆頭にアイテムチートではとても勝てそうにない面々もいるので大丈夫なんでしょうが。
 採取と錬金釜でアイテムチート、魔力はチート級だが豆腐メンタル、とチートはチートでもそこまでチート臭さを感じさせないのはいいのだが、ぶっちゃけ現状ではポップの上位互換なのでどう進めるのやら……。
 文章はまぁ一人称で読めなくもない、と言ったところか。にじファンの一人称作品ではよくある事(或いはにじファンに限らず)だが、全体的に文章と言うか視点主の雰囲気が緩く、場の空気とかの演出力に欠ける。ほのぼの系とかコメディ系なら別にそんなもん絶対必要という訳ではない(と言うか寧ろテンポが悪くなることが多い)し、実際この作品も序盤はそうであったが、原作組に半合流してバトルシーンも出てくるようになったこれからもこれでは流石に……。
 この作者さんはドラゴンボール二次の方でもシリアス系の描写や盛り上がりの演出駄目駄目(ってか、多分そういう風に描写する気がない)だっただけにこれからには余り期待はできそうにないか。多分マァム辺りとくっつくんだろうなぁこの主人公……。

《ToLOVEりんぐ》(にじファン)
 リトの友人の宇宙人オリ主二次。地球で隠遁生活を営む二つ名を持つ宇宙の有名人で宇宙中にファンがいるんだとかどうとか。後ヤミを育てたのもこいつ。
 とりあえずリトと同年の生徒なのにもかかわらず、銀河統一戦争に参加していてギドと同レベルの強さを持っていた(過去形なのはギドと同じく戦乱の最後に力を使い果たし弱化した為)と言う設定には不覚にも吹いた。ドクター・ミカドと同年代ぐらいな感じっぽいですが、だったらなんでお前高校に通ってるのさ(笑)いやまぁ、突っ込んじゃ駄目なところなんでしょうけども。
 作者さんは主人公はサブキャラ勢でハーレムとかどーとか言っていたような気がするんですが、どー考えてもサブキャラ勢と言う言葉では片づけられない主人公のハーレムっぷりには笑うしかない。これリトに恋愛的な好意を向けてるのララと春菜ぐらいじゃなかろうか。別にリトをアンチしてる訳でもないので特に気にならないですけど。元がラブコメ時空だしなぁ。
 基本的に展開が原作なぞり+主人公によるリトのフラグ奪い取りで構成されており、ぶっちゃけ主人公最強ハーレム二次のテンプレをなぞっている作品と言って問題はないだろう。文章は別にこれは酷くて読めないって事もなく割かし読みやすい部類ではあるので、細かい事を考えず頭空っぽにして読むにはいいのではなかろうか。

《来る世界(とこ)間違えてね?》(にじファン)※セメント感想です
 最強オリ主トリップハーレム二次。天使のミスで死んだオリ主が『以下省略』してToLOVEる世界に飛ばされる話。
 トリップ早々第一話でザスティンから逃げるララ&リトの前に颯爽登場してORISYUの力を見せつけた結果ララフラグゲットと言う展開には口をあんぐり。これが原作主人公を踏み台にするオリ主と言う奴か……!
 正直に言わせてもらうと、冒頭部分を読んでToLOVEる限定で感想を書こうと思った自分を罵る羽目になりました。それぐらい最初の文章は酷いです。こう、ノリと勢いのツープラトン! 即ちハイテンション! 背景!? 説明!? 知らんなぁそんなものフハハハハ!! みたいな。これ読んで痛いと思った人は読んだらSAN値直葬されかねないので読まん方がいい。実は私もプロローグでスコップ折れては読み直してました。何でこんなに頑張って挑んだんだろう自分。
 プロローグ抜いても文章が基本素人に書かせちゃいけない事に定評のある一人称+視点転換沢山と言う点で色々とお察しください。これはノリと勢いの作品、故にノリに乗れぬ者は淘汰されるのみよ……。とかなんとか言いましたが、スコッパーなら必殺の『慣れたから平気』で多分乗り切れます。まぁこの必殺技は実際に発動すると、「自分何やってるんだろう……」と言う虚無感に襲われるか、「アレこれ意外と面白くね?」的な感じでアイデンティティが叩き壊されるかの2択を延々と迫られる可能性がある為お勧めはしません。勿論読み違えたら一発即死コース。
 っちゅーかこの作者さん、これの主人公の同一人物を違う世界にトリップさせる二次なんかも結構書いてるんだが……その辺はせめて一つでも完結させてから書けよとつくづく思う。だから作品がエターなるんや! とりあえずプロローグから二話までを楽しんで読める人ならお勧めです。無理だと思ったら素直に引き返しましょう。

第十二回・セメント感想1/5


 暫く忙しくてにじファンを一週間近く見れない日が続きましたが……やっぱりにじファンは玉石混淆で、タイトルとか粗筋見てグッと惹かれるような作品は少ないなぁ。全然ないと言ってもいい。
 っちゅーか日刊ランキング見たけどそんなに目新しいのがない。ヴェンツェルぐらいかな。確かアレArcadiaにあったろ。私はヴェンツェルより皇国の方が好きでしたが。


《双六で人生を変えられた男》(にじファン)
 タイトル通り、神様がやってた双六の所為でISの世界に転生させられる事となった主人公が禁書の一方通行の能力貰って千冬達と同年代に更識家に転生してしまった話。ちなみにチート能力である一方通行はまだ使えない。脳味噌小さいから? いや脳味噌って別にそこまで成長しなかったよな。演算能力足りないねpgrとかを貫くような事があったら別ベクトルで凄い。
 そして幼稚園でぼっち&ぼっちであった千冬(雰囲気の所為で人が寄らない)と束(普通の人間なんて興味ありません)に話しかけた事によって親友になっていつメン三人組となりフラグゲット、流れるような挙動である。まぁ幼稚園ぐらいの情緒の束なら、普通に話が通じる相手いればそいつと仲良くなりそうだが。
 そして織村一華(読みは原作主人公のワンサマーと同じ)と言う名前の典型的な痛いオリキャラもいるが、そっちは下心満載なのに未だに千冬や束と仲良くなっている描写もない辺りヘタレなのか、それとも下心が見え透いているから避けられているのか。ぶっちゃけチート能力に未元物質選んでいる辺りとか主人公にShitしてボコると言いつつ数年を過ぎてる辺りただのヘタレなんだろうけど。まぁ主人公に手を出したら親馬鹿ファザーにこの愚か者がぁッッッ! 皆殺しにしてくれるッッッッッ!! って感じにヒャッハーされる確率150%だから正しい判断だろうが。ちなみに150%とはヒャッハーされる確率が100%で、その後束さんのGIJUTSUで蘇生されてもう一回ヒャッハーされる確率が50%の意である。
 一人称で文章が読めん事はないので後は深く考えずにノリに乗れるのかである。私は一歩引いてぼんやり俯瞰した感じなので特にそこまで楽しめるという事もなく、かと言ってスコップが叩き折られるわけでもなく。この手のジャンルが苦手でなければ多分スコップは折られないと思います。それなり。

《虫使いのZEXAL生活》(にじファン)
 別にチート能力を与えられたわけでもなく、ZEXALの世界に生まれ変わっていたオリ主が遊戯王をプレイして頑張る話。この手の作品にしては極めて珍しい事に、チートなし。
 転生特典で前世の頃から持ってたカードを引継ぎとか、そんな事は全くなしに、遊戯王世界に転生して、頑張ってカードを集めてデッキを組んで強いカードを集めると言うのは新しい。……まぁ前世からのプレイヤーだからプレイング自体はかなりのものなんですけどね。でもシンクロなし、エラッタ前の効果を使用するとかそんな事もなしと、遊戯王世界に生きる等身大の人間と言った風情なのはグッド。
 そして主人公の持つデッキはタイトル通りに虫デッキ。虫の人気が余りないから集めやすいのと、精霊つきのエクサビートルをゲットした為である。出番のなさにオンドゥル化したエクサビートルには吹いた。エクサとイクサは似てるけど753はキバじゃねーか。そして小学生の頃から大会に参加し、シャークと接戦大激闘を繰り広げてシャーク魔改造フラグOnからの原作崩壊フラグである。ちなみに主人公以外にも転生者が一人いるが、そっちはサイバー流の使い手。
 視点は一人称で文章もそれなり、決して駄目な部類ではないし、話も原作より前の時間軸からしっかりと描いているなど全体的に印象は悪くないのだが、デュエルシーンが盛り上がりに欠けるのが痛いか。まぁ、カードゲームの小説を盛り上げるように作るとかかなりの難業だと思いますが。個人的には視点主の主人公がなんだか『デュエルをする』よりも『デュエルを説明する』ような姿勢に感じられるのも盛り上がりが薄い一因と思いますが。もうちょい心理とか動作とか、ソリッドビジョンの動きとかを描写に混ぜていくのもいいかも?
 ちなみにOCGやってる人なら当然気付いていると思いますが、第四話でアニメ世界だと初期ライフ4000だから神の宣告は神の警告の完全上位互換であると言われていますが、完全上位互換ではありません。警告と違って宣告ではダメステゴーズやトラゴ、リクルーターからの特殊召喚を防げないんですよね。いや、それでも宣告の方が強いのは認めますが。アニメ世界で警告はコスト的に腐る率高いからなぁ。宣告もライフ半減だから痛いが。

《司馬懿仲達の憂鬱》(にじファン)
 なんか神様の所為で(略)恋姫世界にチート付きで転生する話。転生先はタイトル通り司馬懿である。……司馬懿オリ主二次は現状狼龍が一番面白いと思う。削除されたけどArcadiaの仕えたくないも面白かったですが。
 まぁ要するにテンプレである。とりあえずプロローグで転生するけどわざわざ四話に分ける必要はなかったと思う。別に一話一話が長い訳でもないし、わざわざクリックする回数が増えるだけストレス。
 視点は一人称、プロローグは短いが本編は結構一文が長いので、読みにくい人には読みにくいか。まぁ主人公が武力チート系ではなく頭脳系の内政外交軍略チートの類みたいだし、こんな感じの文章になるのはある意味仕方ないのやも。問題は『チート』として描かれてくれるのか。原作キャラを足蹴にして蔑ろにするようなタイプにならない事を祈る。
 文章のクオリティは前述通り一文の長さで読みにくい面はあるが酷いという事はなく、かと言って優れているという事もなく。改行を使えばもう少し読みやすくなると思われ。でも第一話冒頭で主人公が第四の壁を無視して十八歳に成長するまでの経歴をつらつらと地の文で語り始めたのにはスコップが折れそうになりました。これからに期待と言いたいところではあるが、期待の一念でお気に入りに突っ込むほどとは言い難い。

《Fate/the end at dusk》
 士郎の実妹ポジで、実は幾度も輪廻転生を重ねる存在だったオリ主が、聖杯戦争に裏方と言うか舞台裏方面な感じに関わり、色々と絡んだ因縁から聖杯戦争に首を突っ込む話。転生と言っても人生ごとに意識は別個で、自身の別人格として前世前々世...の自分の意識を持っている、と言った感じか。
 繰り返した転生の中には、セイバーの臣下だったけど裏切った人、と言うぶっちゃけ誰だか丸わかりなお人のものもあり、セイバーを主君と仰いでいる。また、転生の中で武術を英霊クラスに、魔術は恐らく齧る程度に修めていてスペックはサーヴァント以外としてはかなり高い。流石にガチバトルするには身体能力で劣る模様だが。
 サバサバとしたタイプだけどなんだかんだで面倒見が良くて押しに弱めな主人公が実にイイキャラをしている。特に偶然出会った主人公を気に入り、僕になれ宣言をして半分ストーカーと化したギルガメッシュとの関係が実にグッド。俺様系ツンデレに振り回されながらも、なんだかんだでそれに付き合ったり世話を焼く主人公……お前らもう付き合っちまえというか、アイスクリームのエピソードとかもうカップルでいいだろお前ら……。
 主人公のバイト仲間のランサー交えた三人組の掛け合いも面白い。まぁストーリーの軸はFateルートなので最終的なあれそれはお察しの通りですが。糞、これがメルブラとかhollowみたいな色々はっちゃけてた世界だったら俺様ツンデレ×苦労系世話焼きのカップリングが見れたかもしれないのに……。しかも主人公の前世的にセイバーまで絡んだ三角関係……それはそれで大いにアリだと思います。ぶっちゃけ衛宮家だとメインストーリーを進める話が多いから魅力的なのがギルガメッシュ&ランサーでなぁ(笑)
 文章はあっさり風味で全体的に読みやすいのだが、よくよく見てみると基本三人称なのに偶に一人称が紛れ込んでたり、その上視点が変わっていたりでさり気なく色々とアレ。読みやすいので問題ないですが。
 後メインストーリー自体は原作Fateルートをなぞっているだけに近かったのが残念。と言うかこの話はどう見たって最大の山場は金ぴか装備ギルガメッシュ登場シーンなんですよねぇ。お勧め度はまぁ『B-』か。金ぴか装備ギルガメッシュ登場シーンまでなら『A-』か『B』。

《魔法少女リリカルなのは《目つきの悪い高町家次男》》(にじファン)※セメント感想です
 リリなの転生二次。なんか上の記号が被ってるのは元々タイトルに上述の記号がついていたから。
 見た目は何故かマスラヲの魔眼王固定。とりあえず色々はいはいチートチートと言いたくなるチート使ってお付きになったWill.CO21凝きと一緒にヒャッハーしながらシスコン生活。他にも転生者いるけど性根の善悪に関係なくWill.CO21がヒャッハーして社会的にお陀仏確定です本当にありがとうございました。外道乙。
 とりあえず主人公のチート系ヒャッハースペックがテンプレではあるけど酷いですねとしか。原作の見た目とメンタルとハッタリと策略でチートスペックの化け物集団を何とかしてきたヒデオに謝れこの野郎。魔眼王ってお前それ見た目だけじゃねーか! まぁ原作の方のヒデオでも手段を選ばなければこの主人公に勝てそうですが。闇理を介して自身を媒体にロソ・ノアレ光臨で多分動けなくなって勝てる。
 主人公自身原作知識が淫獣ユーノだとか傲慢系クロノだとか戦闘狂シグナムとか偏ってる辺り随分とアレなキャラだしなぁ。ヒャッハーっぷりもアレだけども、それ以外も十分アレ。見た目魔眼王だけどどうせ最終的にはハーレムなんだろうなぁ。主人公高町家の養子ってつまるところなのはをヒロインにするって意味でしょ? 雰囲気軽すぎるからシリアス系外道サクセスストーリーにはなりそうもないし。やってる事は糞外道でも、雰囲気が軽いせいで外道(笑)勿論管理局から見れば疫病神そのものになるのは目に見えている訳ですが。
 そして文章に関してはもう素人+一人称=アレの方程式としか。要するにノリと勢いでヒャッハーするアレ。恭也がなのはに懐かれない腹いせで主人公に喧嘩売るという設定になっている辺りもうその辺は察しようぜ。しかも内容が薄いというかそこはちゃんとやっとこうぜなところをスルーして結果だけ説明にもなってないスカスカで説明する為ハッキリ言って何が何やら分かりたくない。真面目な描写は期待するべくもないが、まぁ展開からして真面目に推敲すればこうなる筈もないからある意味バランスとれてるのか。『チートなくして 何が転生か』とかタグに書いてありますが、そんな事よりも『こんなに短くして 何が小説か』と言う言葉を送りたい。平均一話辺り千文字ないのはどーよ。



 関係ないけど有栖キャロの小学校物語を発見した時、有栖零治に救われ云々という記述を見て盛り上がったら、別にナムカプともムゲフロとも関係なくて色々と萎えました。漢字が違うのは誤字、そう思っていた時期が私にもありました……。
 何だよ有栖零児とは無関係なのかよちぇっ。

第十一回・セメント成分3/5



《英雄王に拾われし子》(にじファン)
 Zeroの本編後、汚染された聖杯によって引き起こされた火災の跡地。受肉した英霊、英雄王ギルガメッシュはただ一人生き残った赤子を発見する……と言うIf話。壊れ系ほのぼのギャグ。
 とりあえずタイトルは『親馬鹿英雄王』とかそんな感じにでもした方がいいんじゃないかなーってなぐらいに英雄王が親馬鹿の馬鹿親父っぷりを発揮している作品。息子の為ならえんやこら。この赤子に魅了の魔眼とかそんなものでもあったのか。言峰? 知らんなぁそんな激辛麻婆に狂ってそうな名前。
 親馬鹿と化した結果完全に丸くなったギルガメッシュのアホっぷりは色々と面白い。自分の息子限定で丸くなったのかと思ったらいい父親でありたいみたいな父性に目覚めてイリヤを助けられずに半分諦めの境地の切嗣に対して喝を飛ばす始末には笑った。お前絶対ギルガメッシュじゃないだろ。後とりあえず切嗣に関してはネクタルなりアムリタなりアンブロシアなりソーマなりくれてやればいいんじゃねぇのかなぁとは思ったが実際どうなんだろうね。
 欠点は良くも悪くもネタ作品なのでノリと勢いで突っ走れなければというか単純に趣味の合わない人間には楽しめない作品である事と、とにもかくにも擁護のしようがないほどに一話一話が短い事。

《信念を貫く者》(にじファン)
 ネギまオリ主二次。主人公はガワだけるろうに剣心の斎藤一だとかどうとかだけど私はるろ剣を読んでないので何とも言えませんが。とりあえずプロローグから感じられる香ばしさは、まぁ初投稿の処女作だそうだからスルー。○○sideにside outとか初心者の書く一人称ネット小説ではよくある事。多分初心者じゃなくてもよくある事。あ、時間軸は大戦からスタートです。
 描写なんかも結構頑張っている感じではあるんだが……まぁ、初心者に一人称の小説なんざ書かせるものじゃぁありませんわね。何が駄目かと言われれば、意外にも単純に小説を書き慣れてなくて技量に欠けると言ったところか。初心者らしさは溢れているが、初心者らしさ以外にそこまでアレな点はないです。ヘルマンでもない悪魔がデーモニッシェア・シュラークと雷の斧を同時発動した時には吹きましたが。パンチと斧と言う発想には初心者のフリーダムさがよく分かる……。
 話はまぁ……ね。気づいたらよく分からんところにいて記憶も曖昧な主人公が探索してたら危険生物と出くわして何故か体に染みついていた戦う為の力に目覚めてなんやかや、悪・即・斬の精神で、魔法世界の悪を斬り、完全なる世界と敵対する、と言う結構オーソドックスと言うかテンプレな感じか。文章力が伴っていればかなり面白くなったと思う。
 と言うか読んでてまるで駄目な文章を書いていた頃の自分を思い出す感じでなんか色々と複雑。オーソドックスに初心者の書いた初めての二次創作と言った風情なので、初心に帰りたいなぁという方にどうぞ。昔の自分思い出してあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛な気分になっても知りませんが。いやー懐かしい、自分にもこんな時があったさー。
 実は最初はアレな作品ばっかり読んでしまった(下記の三つの事)事もあって、セメント感想限定と言う需要皆無なものを書こうかと思ってプロローグの文章がアレだったこの作品に白羽の矢を立てようと思ったのですが、あえなく失敗したので企画倒れになってたりします。
 ……いや、だってこの作品は酷い作品と言うよりも正に初心者が初々しくも混じりっ気なく初心者なりに書きたいものを書いた作品って感じでなぁ。叩きようはあるけどそんな気分にはなれん(笑)最近はアンチとかハーレムとかマンセーとか色々変な方に突っ走ってたり初心者らしさはあっても余りにも酷すぎたりしてるから、こういう風に正統派に初心者らしさを感じさせる作品は貴重ですよ? いや割とマジで。ストーリー自体はそう悪くないしなー。ってか初心者の作品って念頭に置くと普通に楽しめるぜこれ。文章さえ上手ければ多分普通に良作でした。






《ガンダールヴの右手には》(Arcadia)※セメント感想です
 どこぞの国の兵隊だった主人公が戦死したと思ったら髪の毛桃色とかありえねーよと突っ込みたいゼロの使い魔世界の貴族の女の子として転生した話。TSだけども別にレズらない。
 主人公の祖父がトリステインの人間なのに平民上がりの貴族でメイジ殺し、しかも烈風カリンとは親戚関係(ルイズ達は主人公の従姉妹に当たる)と言うぶっ飛んだ設定には何を言っていいのやら。ゲルマニアじゃなくても平民上がりの貴族っているんだなー吃驚だー。
 文章は基本的に主人公の一人称なのだが、全体的にとにかく読み辛い。まず一文が長いと改行を入れてあるのだが、その位置が約二十五文字と短く、しかも読点次第で短くなるなど安定しない。一文二百文字あるのが当たり前です、とかだったらまだしも、長くて八十行かない程度なので却ってテンポを悪くしている。
 また、全体的に不必要な描写が多く、その反面必要な描写、と言うかぶっちゃけ説明描写が少ない為、読んでても状況が把握しづらくまるで意味が分からんぞ状態。分からないなりに楽しめるという訳でもないのが実に痛い。しかもところどころ地の文や会話文の途中に括弧で突っ込み的なものが挿入されるのだが、それが一々寒くて白ける……。
 ドシリアスな訳でもギャグに突き抜ける訳でもキャラが魅力的或いは丁寧に描かれている訳でもなく、私には楽しみどころを見つけられない作品でした。

《魔法世界の陰陽師》(にじファン)※セメント感想です
 病死したオリ主が神様的なものにマンキンのハオ(多分本編終了後の神様仕様でグレートスピリッツと五大精霊つき)スペックで転生? トリップ? させてもらったらそこはネギまの世界でしたな話。
 基本スペックハオだけあって完璧にチート。便利なwiki状態のグレートスピリッツさんマジパネェっすね。一番パネェのは転生早々拳闘大会に出場した挙句ハオ様スペックで容赦も躊躇もなくスピリットオブファイアで瞬間的に結界をぶっ壊してヒャッハーするオリ主の精神だと思いますが、まぁその辺はにじファンだからどうしようもないよね。流石ハオ様だ、力に酔ってもなんともないぜ!
 まぁ要するにハオ様の見た目と能力持った中身は似ても似つかないオリ主がヒャッハーしてTUEEEEする話である。展開を真面目に考えるとかしちゃ駄目である。突然エキシビションとか言って主人公が龍樹と戦う事になったのには開いた口が塞がらなかった。一拳闘士に対して帝都守護聖獣ぶつけるとかあってたまるかコノヤロー。
 文章も主人公目線で感嘆符を多用したハイテンションな描写と、淡々とした説明描写が混ざっている為、一人称と三人称が中途半端に混ざったような印象で、文頭や感嘆符・疑問符後の一マス空けがない、読点も必要な部分につけられていない、と言った事も多いなど、根本基本的な文章作法がなっていない。文頭空けはともかく(ネット小説では守っていない作品も多いですし)、句読点はある程度しっかりしてくれないと単純に読みにくいです。
 全体的に作者さんがノリと勢いの赴く随、書きたいように書きやすいように書いていると言った感じで、文章の巧拙とか推敲とか読者への配慮とかそういった言葉は二の次三の次いや寧ろそんな事俺の知った事かと言わんばかりの有様である。

《逆行した日》(にじファン)※セメント感想です
 原作の十年以上未来、関西呪術教会の長となった近衛木乃香が凶刃に斃れ、それを見届け、自らもまた後を追わんとした桜咲刹那は、気が付けば中学二年の頃にまで逆行していた、と言う逆行二次。
 木乃香の死と言う未来を回避せんとする刹那の話……なんだけど、イマイチ何をどうしてどうやって未来を回避するかの方針が分からない。木乃香と仲直りするのはいいけどそれからどうするのかと。別に未来と同様の実力持ってるわけでもなさそうですし悠長にしてる余裕はないと思うんですが。
 素直に正直に言わせてもらえばオリキャラ乙の一言。断言します。この作者は原作読まずに二次知識だけで作品書いてる。口調の時点で刹那と呼ぶには違和感が激しすぎるし、思考もとても刹那には見えないしと、そこにいるのはただ刹那の皮を被っただけのオリキャラ。これでちゃんと原作読んでるようだったら寧ろ逆に怖い。
 文章に関しては、文法的にはまぁそこまで問題はなかったように思いますが、まるで刹那に見えないしとても大人だったようにも見えない人物の一人称である為にスコップを何度も叩き折られました。この作者さんには刹那と言う人物はちょっとした気紛れ的なもので一般人に魔法を教える人物に見えてるんですかそうですか。所謂狂犬刹那(怪しい奴が木乃香の近くに来たらとりあえず辻斬りするキャラに改悪された刹那の事。ネギまのベル時代に流行り、やがて下火になったが今でも割とよく見かける)よりも酷いような気がする。
 後なんでこの手の作品は封印状態エヴァの実力をこうも過大評価しているのだろうか。魔法をバカスカ使うのみならず、まさかの封印状態で幻想空間使用して無双ヒャッハーモードスイッチオンである。封印とはいったいなんだったのか。
 お勧めなんぞできません。ネギま読んで刹那と言うキャラを知ってる人からすれば違和感塗れ。なんで感想欄では絶賛みたいな空気になってるの? 個人的に評価点は刹那を逆行させるという発想だけでした。

第十回・セメント成分1/5

 ふととあるネギま二次を見てたら、ラテン語って難しいよなぁとつくづく思った。
 ネギまの詠唱だって自分意味わかりませんし。JOVIS TEMPESTAS FULGURIENSの時点で読解不可。JOVIS=ユピテルで、TEMPESTAS=嵐、FULGURIENS=雷、と言った感じなのは分かるんですが。
 TEMPESTASが単数主格の名詞なのも分かるんですが、FULGURIENSがなぁ。前が主格で主語になってるなら多分動詞なので、動詞fulguroなんでしょうが……。語尾が-iensになるような変化を私は知らんのですが。
 JOVIS TEMPESTASが『ユピテルの嵐』になるので、FULGURIENSは『雷を放つ』に当たるんですが……だとすると三人称単数でfulguratになってしまう……。受動でも能動でも駄目って言うかそもそもfulguroの変化表にfulguriensなんてない……。
 うーむ……訳が分からん。『雷の投擲』のフルゴーリスなんかは普通の単数属格っぽいし分かりやすいんだがねー。

《幻想立志転生伝》(Arcadia)
 Arcadiaの転生長編ファンタジーと言えばこれ、とでも言うべき作品。まぁArcadiaには転生長編ファンタジーなんて余りありませんが。
 粗筋をざっくり説明するなら、死んで転生したら中世っぽいファンタジー世界の貧民(農民)に生まれ、両親死んで飢饉で村が滅んだから上京して冒険者やる話。魔法は実在するが、何故か言語が日本語だった為主人公が結構な強キャラに。その時点では魔王を倒した勇者達(そこはかとなく設定がランスのエターナルヒーローっぽいのは突っ込んじゃダメなんだろうか)とか主人公より強いのが割といるので最強ではないが。
 序盤の冒険開始からヒロイン・ルンの登場から戦争辺りまでは結構楽しく読めたのだが、ルンの故郷に行く辺り(厳密には蟻娘が一匹殺されたところか)からちと微妙になり、建国後はキャラ増やし過ぎ陣営増やし過ぎ風呂敷広げ過ぎの三重苦でグダグダになった印象が強い。キャラを増やすのはいいけど、そのキャラの印象がまるで残らないのといつ登場したのか分からないのは勘弁してください。誰だったかの息子とか最初に登場したのいつだよ。
 魔法言語日本語による強キャラ化の上に実は凄い家系の生まれだったとか生死の境を彷徨った挙句制限付きの新たな力を得るとか、主人公最強要素はかなり強い。一応ハーレムも持っているが、建国後のキャラ達の影の薄さ的にその辺りの要素はお察しください。可愛いヒロインはルンだけ。建国後は偶に精神を病むだけ(notヤンデレ)で出番なんて殆どないけど。他二人は魅力を出す前に空気に溶けたというかなんというか。
 評価はルンの故郷でのイベントって言うか蟻娘達が無双を始める前は『B+』(作風的にAはない為、事実上の最高評価)、建国後を含めた全体で見れば『C』と言ったところか。多対一で正々堂々と勝負(笑)とか言いながら主人公の援軍や罠には卑怯と言いだす勇者には余りの情けなさに吹いた。今日のお前が言うなスレはここですか? キャラも強欲シスターや糞餓鬼天災マザーなど灰汁がかなり強い。主人公だって大概自己中だしな!
 言ってしまっては悪いが竜頭蛇尾のいいモデルの作品。勿論建国後の方が面白いという人はいるんでしょうけど、序盤を楽しく読んだ人が建国後も同様に楽しめるかと言うと疑問符を付けざるを得ない。

《転生の王子様》(にじファン)
 定番の神様転生チート有。原作知識は原作のタイトル知ってる程度。だが転生先がテニスの王子様という辺りが一味違うというべきか。
 主人公は不二の弟でリョーマと同年のテニスプレーヤー。細目じゃない方の兄についていく事なく青春学園入学。どうでもいいけど青春学園って名前はどことなく恥ずかしいよね。氷帝には負けるが。スペックはよく分からんけど多分リョーマと互角ぐらいだと思われ。
 文章は会話文多めの一人称で、テンポはそこまで悪くないものの描写不足は否めない。原作的にテンポがいいのは悪い事ではないのだが、今のところ主人公は原作の流れにお邪魔しているだけで何かしらの強い個性を発揮している訳ではないので何とも。現状一番個性的な部分は不二の弟であるという要素である。熱血なんだかクールなんだかイマイチよく分からんので、これからどんなキャラ性を見せてくれるやら。
 しかしまぁ、今のところ試合シーンに入ると必ず視点転換して試合を眺める側の視点を取るのはいったいどういう事なんだろうか。スポーツもので一人称なら試合してるシーンを当事者の視点で展開するのが一番盛り上がると思われるのだが……。
 とりあえずプロローグ部分じゃなく物語途中で幕間として神様が詫び入れして主人公にチート能力あげるのには吹いた。試合とかそういう方面での盛り上がりは余り期待できそうにないが、その辺のセンスはテニスの王子様の二次を書くと言う意味ではある意味大当たりなのかも。いや、だってテニプリのキャラって全員ギャグキャラみたいなもんだし。
追記;試合の盛り上がりとかは期待せずにネタとして読むのが恐らく正しいとタカさんとの試合で確信しました。

《Bクラス代表の卑怯者に憑依した話》(にじファン)
 主人公は気が付くと『バカとテストと召喚獣』の根本(卑怯者のBクラス代表)になってしまった! と言う話。
 戦争に負けて女装させられるなんてしてたまるか、と言う動機で頑張る主人公と言うのは色々新鮮。そりゃ普通の男だったら女装とか勘弁だよなぁ……。……頑張れ、主人公。……実はあの女装、根本が姫路のラブレター盗んでポケットに忍ばせてたから起こった事なんですけどネー。何と言う空回り。
 まだ話数が少ないので余り細かい評価はつけようがないが、文章自体は国語力は扠措きそれなりと言ったところで、改行空行も適度な感じで読みやすい。何と言うか、文章書くのは初心者だけど頑張りました、的なオーラがひしひしと感じられる。
 憑依系のネタなのに、憑依する前の自分がやってたことに対するリアクションが殆ど感じられず、一気に原作開始時点でスタートするのは個人的にはイマイチだった。プロローグのオチとして使う(女装しない為に頑張るぞ!→脅迫手帳発見→げんなり、みたいな)程度でもいいから書いてほしかったなぁ。
 根本に憑依と言う引き込むネタはグッドなのでこれからに期待。

《織斑家の最強お父さん》(にじファン)
 突如蒸発した妹の娘&息子を引き取る事となったチートスペックニートな主人公が引き取る話。ニートと言うと千冬の貞操が危ない気もしないでもないが、主人公は働いてないだけでチートスペックなおっさんである。拳一発戦車を壊す。人間じゃねぇよあんた。
 織斑家の血の為せる業なのか、三十二歳の癖して二十歳ぐらいにしか見えない童顔の天然ジゴロな主人公は流石一夏の伯父と言うべきか。一目で惚れさせている辺り往年のニコポを思い出すスペックである。一夏より凄いんじゃねぇのこれ。
 何故か893の関係者になっている織斑家、テンプレートなチート転生者(外見設定まで見事にテンプレ。テンプレ転生オリ主ってどう見ても日本人じゃないよな、銀髪オッドアイとか)、小学生にしてヤンデレとなっている束と完全にノリと勢いの作品。
 文章自体はそこまで悪いとは言わないが、それもまぁにじファン基準の話でしかない。主人公SUGEEEEを主人公の一人称で淡々とやる、と言えばいいだろうか。掛け合いが魅力溢れる訳でもない為楽しみどころがイマイチ分からない作品である。ノリに乗れれば面白いんじゃないでしょうか。乗れなければスコップ折られるだけでしょう、きっと。

《銀河英雄伝説~ラインハルトには負けません~》(にじファン)
 銀河英雄伝説のフリードリヒ四世とベーネミュンデ侯爵夫人の間に生まれた皇女に転生したオリ主の話。TSかどうかは不明。その辺言及なかったと思うから多分TSじゃないんだろう。
 生まれ的に建っている不幸フラグを叩き折る為に頑張る主人公の話。私は銀英伝未読&未視聴なのでよく分かりませんが、そもそもラインハルトは皇帝の息子とかそういう訳でもない位置づけだから、簒奪狙われれば命の危険だよなー普通に。小さい頃から会う機会があるなら、敵視するよりも仲良くなろうと努力すればよかろうに……。
 とりあえず主人公を目に入れても痛くないレベルで溺愛している親馬鹿皇帝には吹いた。逆説それ以外は特に吹かなかった。って言うか原作知らないからキャラが一杯出てきても誰が誰だかイマイチ分からない。しかも話の構成が視点を物凄く頻繁に変えまくる群像形式だからなぁ……不親切極まりない。って言うか改行なし一文で視点変更ってどういう事さ。一文の長さの問題で三行とか四行ぐらいになってるけどさ、百文字程度で視点転換とかどういう事なの。
 文章は全体的に微妙の一言で、文章量や描写が足りないのを視点転換に伴う空行で誤魔化している印象が非常に強い。クオリティに関してはもうお察しくださいと言うばかり。後とりあえず三点リーダぐらい使ってください。文章作法とか云々よりも、中点が長く使われる所為で変に行が移って頗る読みにくいです。後句読点の使い方もかなり怪しい。初期の読点連打にはスコップ折れる人多いんじゃなかろうか。少なくとも私も一回折れた。
 コンセプト自体はそう悪いものでもないし、しっかり書き切れれば面白い作品にはなると思うんですがねぇ……銀凡伝だって最初の文章は酷いもんだった(最初読んだときは余りの文章の酷さにスコップ折れました。お陰で今も敬遠中ですよ銀凡伝)んだし。

第九回

《ランスシリーズ二次創作》
 現代人の主人公が、気が付くとランスシリーズの世界にトリップしてしまい、マリアと志津香に拾われて冒険者を始める話。原作知識なし。……と言うかそもそもランスシリーズの存在する世界からトリップしたかも不明。次元SE2とか大悪司世界とか大番長世界とか大帝国世界とかそういうのから来た可能性も否定はできない。
 自分なりの考えをしっかりと持ちつつも、責任とかしがらみなんかを背負わないように自分からそれを出そうとしないドライなタイプになろうと努めているが、なんだかんだで現代日本人らしい優しさや甘さが窺える主人公のキャラ造形が実にGood。モンスターや人を殺すのに躊躇いがないですけど、まぁその辺はチート染みた才能ゆえ、なんでしょう。
 我が強過ぎず弱すぎず、キャラが立っても他のキャラを食わない主人公のそのバランス加減には唸るしかない。ランス以外の視点で見ると悪人としか言えないランスが、女に滅茶苦茶だらしなくて我儘だけど結構気のいい兄ちゃんと言った感じで主人公と結構仲がいいのはその典型と言うべきだろう。……サイゼルと仲がいいからいつかランスに切り殺されそうではあるが。マリア&志津香との姉弟的な関係もいい。後サイゼル可愛いよサイゼル。主人公の世話焼きお姉さんの志津香も凄く可愛いですが。多分主人公と一緒に仲良し姉弟的なベクトルで旅するのが志津香にとって幸せなんじゃないでしょうか。戦国じゃ好感度険悪固定で鬼畜王でもランスから逃げて幸福つくお方ですし。
 文章は地の文が少ないような事もなく丁寧に描かれており、キャラも一部出番の少ないキャラや、そもそも出番自体が存在しないキャラがいるものの、原作の魅力を損なう事なく、寧ろ地の文で動作や思考をしっかりと描いている分、原作よりも愛着が湧くという点ではいいぐらい。カオルとかダニエルとか。セスナの出番がなかった事には涙を流さざるを得ませんが。プリマ? メガデス? どうでもいいけどメガデスとメガラスってなんか名前が似てるよね。ってかメガデスビジュアルの素体が殺っちゃんみたいなのに全然可愛くないんですが。セスナもアンリも大好きなんだけどなぁ自分。
 ただ、改行と空行が若干少ないので少々読み辛い面もあるか。小説的には間違っていないが、横書きのネット小説と言う視点では空行が少ないのは文が詰まった感じで聊か読みにくい。なんだかんだで普通の小説なんかは行と行の間に隙間があるし、まぁその辺はしょうがない。ネット小説では省かれがちな風景描写もしっかりしているのは凄くいいんですけどねぇ。
 後、主人公が剣戦闘Lv3のハイスペックなのはちと人を選ぶかも? 一応原作でも帝謙信は剣戦闘Lv3ですし、主人公は魔法Lv3のアニスと同様に才能を持て余している感が強くて寧ろいいんですが。Lv3は意外といるといますしね。名取とか鈴女とか。
 しかしまさかの更新停止宣言。最終話冒頭の「納得いかん」は寧ろこっちが言いたい言葉。純粋に好きな作品だったし、数少ないランス二次として期待してたんだけどなぁ……。畜生アンチめ。
 これでもう残る更新の見込みがあるランス系二次創作は逃亡奮闘記と鬼畜王じゃないランスぐらい……。アリスダンジョンはランスと言うよりもアリスソフトキャラでお祭り二次みたいなもんだから除外で。アレもアレで先が気になるけども。ヒロインに葉月と羽純がいそうだし(シードはクライアと、ナクトはレメディアとくっついた)香ちゃん可愛いし。
 お勧め度は『B+』。やっぱり異世界トリップ+チートスペックは人を選ぶ。

《我が道を行ったら明後日の方向だった》
 ネギまオリ主TS神様転生二次。ざっと六つ七つほどチート有だが、この手の作品のテンプレ的チートは薄いというか、知識・技術系のチート要素が強い。メガロに対して若干のアンチ色があるが、まぁ原作でもお腹真っ黒なのがメガロ元老院故致し方なし。まぁ悪意的視点アンチではあっても悪意的改変ヘイトではないかと。っちゅーか立場的にある意味しゃーない面もあるか。
 全体的な傾向として、技術・知識方面にチートスペックを持った挙句なんだか企業を運営までしている幼女が強くなるために試行錯誤と暗躍と原作キャラの魔改造をやる話で、NAISEI的な面が強いか。個人的に魔改造を推し進める話は好みのタイプなのでいいぞもっとやれと言いたいところ。主人公足る幼女の戦闘以外多方面チートっぷりには笑った。作中トップクラスの技術力と精密作業能力と魔法開発力を持ち料理まで上手で修理技能完備とか、なにこの幼女一家に一台欲しいんですが。
 三十話以上続いているのにも関わらず、未だに原作時間軸に辿り着いていないのは流石綿密な魔改造系作品と言ったところか。エヴァの呪いを正常に近づけたり、委員長のショタコンフラグを弟を死産させない事で叩き折ったり、ネギの目の前で村人の永久石化を治療したり、明日菜の記憶を取り戻し木乃香に魔法を教えた挙句百合百合な関係なったりと色々原作フラグ叩き折っているがこれからどうなるやら。TS転生から百合コースはよくある話だが、戦女神(エウシュリーのエロゲ)シリーズの性魔術によって貝合わせじゃなくて鶴と亀にしてるのには吹いた。文章もまぁまともな部類に入るので、これからどこまで原作展開を大破させていくか楽しみなところである。原作時間軸到達前に轟沈してEndを迎えそうだが。
 ちなみに『我が道を行ったら明後日の方向だった』とかタイトルにあるが、そんな部分を端的に言い表しているのは魔改造とかそんな部分ではなく、どう考えてもゲーム業界での競争話である。作者はS○NYが嫌いなのだろうか、それとも歪んだ愛を向けているのか。色々と我が道行っててよく分からん上にぼかし表現(PlayStati○n=遊駅、的な感じで)あると言うのは割とアレ。いやまぁ、原作ブレイクっぷりも色々明後日ではあるのだけどもね。
 お勧め度は『C』と言ったところだろうか。文章はそれなりだがやっぱりそれなりだし、一人称だから全体的に癖強いし、まぁこんなもんの評価が妥当じゃなかろうか。TS転生+百合+チートって時点でC-~C+になるのは免れないし。

《運命を貫く漆黒の螺旋》
 FateのUBWルート後の五次アーチャー(エミヤ)が、消滅後アヴェンジャーとなんやかんやあって第四次聖杯戦争の時間軸に受肉したサーヴァントとして飛ばされる話。
 エミヤ(アヴェンジャーと名乗っている)が未来知識を利用してキャラ達に未知の情報とか当人の欺瞞的なものなんかをぶちまけ突き付け、色々と悩ませたり考えさせたりする、と言うのはいいのだが、基本未来知識で一方的に言葉をぶつける為に聊かSEKKYOU的か。何こいつ何でそんな事知ってるの怪しいし危ない、的な反応を結構されてるけども、過去に戻って早々に間桐へ養子に出される桜を奪取しちゃってるのもそういう印象に拍車をかけるのである。
 色々とフリーダムなイスカンダルとか、キチガイタッグのキャスター組とか、全体的にキャラは魅力的に描かれているし、心理描写なんかもしっかりとされている印象ではあるのだが、句読点の使い方が色々怪しくて割と読みにくいか。展開含め全体のクオリティ自体は悪くないどころかにじファンの中では結構いい方なのだが、(特に序盤の)句読点やルビ指定のミスなんかが悪目立ちしてかなり読みにくい。誰も突っ込まなかったんだろうか、突っ込んだけど修正されなかったのだろうか。
 また受肉したサーヴァントで魔力量が無尽蔵じゃねーのこれってレベルのチートで、しかもアヴェンジャー(≒五次聖杯でいいのか?)と同化している影響でセイバー以外の五次サーヴァント+慢心王インストールで意識ごとキャラチェンジできる、と結構主人公最強色が強く、程度の問題で言えばまともな方だがEMIYAっぽい。キャスター殲滅後のアヴェンジャーVS他サーヴァントも槍兵対決とかマッチョ対決とか対戦カード的には嬉しいんだけども、最強要素が色々アレっちゃあアレ。
 なんだか書き方の問題で随分と酷評になってしまった印象だが、別に駄作と言う事はなく、にじファンの型月二次としては寧ろ良作な部類である。ただ前に何度か読んでるから目新しさがなくてこれがよかった、と余り言えなかったというか。終盤は個人的に好きなんですけどね。××覚醒の導入はなんだかなーと思いましたけど、まぁその辺の内容はネタバレ自粛である。
 お勧め度は妥当なところで『B』。話自体は面白いが、やっぱりSEKKYOU要素とEMIYA要素が鼻につく人は多そうだしこんなもんだろう。句読点とルビの修正入れば『B+』でもいい……か?

《麻帆良で生きた人》
 関東魔法協会及びメガロメセンブリアの襲撃によって滅ぼされた麻帆良土着の退魔師だった主人公が、麻帆良の神木の精霊に助けられ、愛しの精霊と父祖の地を取り戻す為に奮闘するネギまオリ主最強系魔法使いアンチ二次。時間軸は大戦以前から。
 さよ(ヒロインその2。その1の精霊は出番が壊滅的に少ない)と一緒にアリアドネ―に行って大戦期の魔法世界でヒャッハーした挙句完全なる世界に金銭で雇われ、大戦後にはメガロ元老院を皆殺しにする主人公には吹いた。アリアドネ―でもそうだったが、容赦も躊躇もないし過激すぎるぞこの主人公。まぁ昔の人間だからある意味仕方ないのかもしれないが。
 文章は読めない事はないそれなりのレベルだが、全体的に軽い雰囲気で、それがシリアスシーンでも印象が変わらない、と言うのはマイナス。コミカルなシーンもシリアスなシーンも地の文の描写の密度がまるで変わらないからなぁ。別にシリアスだから濃密に書けとは言わないのだが、でもシリアスを表現するには描写が足りない印象。キャラは結構多い上に強烈な個性がないから覚えにくいが、それでもまぁいい感じではあったし。
 また、ひぐらしとか色んな作品と番外と言う形で多重クロスしているのだが、その辺の部分も本編で言及したり、番外のキャラが本編に出たりしているので番外じゃないような気がするのだが果たしてどうなんだろうか。
 個人的には影執事マルクとクロスしているのに吹きましたが。最初見た時はそれっぽいと思いつつも世界観的に流石にねーだろと思ってたんですが、後々ナイフ投げとか執事スキルとか出てきたのでまさかと思ったらそのまさかでした。まぁエルミナの契約書は確かに談合には合いそうな気がしないでもないが。ところで個人的には沙の園も好きなんですが、どうよ。
 総合的に見ると、アンチ系作品としてはマンセー色もそこまで強くないのでまともな方なのだが、番外クロスとかが色々きっついのが大分アレか。お勧め度は『C-』。

《フレイヤ・マッキノンと平穏な日々》
 ハリー・ポッター好きの主人公がちょっとした間抜けでベッドから落ちると、気付けば見知らぬ孤児院の幼女にTS憑依して、何故か使えた超能力っぽいものの練習とか色々悠々自適に暮らしていたらダンブルドアにお前はヴォルデモートに滅ぼされた魔法界の一族の唯一の生き残りなのだと言われる話。マッキノンとは不死鳥の騎士団初期メンバーのマッキノン。
 文章は一人称で、主人公は色々と原作介入(と言うよりもし原作通り進まなかった場合の為のヴォルデモート対策)をシリアスに考えたり、自己保身の為に容赦のない考えを巡らせたりしているが、
 後、文章自体は悪くないのだが、全体的に説明的な描写や台詞が長い傾向が強いのは少々読み辛いか。もうちょこっとコンパクトにするか改行して空行ももう少し増やした方がネット小説的には読みやすいかも。
 色々と対策を考えたり、実家の屋敷しもべ達との交流をしたり、その辺りをしっかりと描いているのは実にGood。日本の陰陽術(ってことは組織は陰陽寮かな?)と英国の魔法省の外交とか、マッキノン家の設定周りとか、その辺のオリジナル要素もちゃんと描いている感じで好印象。……お陰で二十話近くになって漸くホグワーツに到着しましたが。この主人公の組み分けは……スリザリンでいいんじゃね? ハリーとハーマイオニーにモブのフリして吹き込む辺り絶対スリザリン向きだと思われ。目的の為に手段選ばなそうだし、手段の為にも目的を選ばなくなりそうでもあるし。
 しかしまぁ、この手の作品によくある事ではあるけれども、主人公の生まれた一族のチートっぷりが半端ないなぁ(笑)アーサー王伝説のマーリンの子孫と言う設定らしいからある意味納得と言えば納得ではあるのだけれども。
 お勧め度は『B』か『C』かで迷うが『C』で。と言うかホグワーツ到着してロンとかハーマイオニーとか色んなキャラが出ない事には評価しづらいか。にじファンのハリポタ二次では一番楽しみな作品。……転生者は展開が色々お察しになってしまってるし、狼の義息子の奴は面白いけど更新停止だし、当然っちゃ当然だが。
追記;とかなんとか言ってたら予想の斜め上(斜め下か?)を駆け抜けていっちゃいましたなー。ここまで書かれて主人公のキャラにぶれられると色々きついものがある。

第八回 セメント成分1/5

 XUSEの新作発表は久遠の絆フルボイスかよ……。永遠神剣三部来ないかなーと期待してたんだがなぁ……。早く、早くユーフィーを攻略キャラにして色々複雑な気分を味わわせてくれよ……ッ!
 トークォとかローガスとかミューギィとかパウリコスカとかユキナとかヴェンデッタとかルシィマとか死睨とかミカゲとかヤーファスとかの話が見たいんだよ……ッ! ボー・ボーがいないのは能力チート過ぎるから。TASみたいなもんじゃねーか『無限』。その癖戦闘センス皆無で三位にも勝てないとかどーいう事さ。

 後、大学が色々忙しくなったので更新が激減すると思われます。

《残念、少年は枯れていた》(にじファン)
 魔法少女リリカルなのは転生オリ主二次。主人公はオタクでもなんでもない普通の妻子持ちのオッサンなので、原作知識なんてものは当然ない。
 タイトル通り主人公は性的な意味で枯れているが、この手の作品にありがちな『俺は女とかそんなものに興味はない(キリッ』みたいな硬派を自称しながらフラグ乱立するタイプではない。どちらかと言うと、その辺について細かく言及せずに行動や言動の端々から年寄り臭さが出ている印象。硬派とかそういうのじゃなく、本当に枯れている感じが出てます。っていうかこれは少年の皮を被ったオッサンである。
 既になのはにフラグを建てていて(と言うかヒロインがなのはである)なのはが恋する女の子と化しているが、士郎さんとか恭也とかが二次創作にありがちな親馬鹿シスコンじゃなく普通にまともななのはの家族として描かれているのは好印象。この段階で好印象になる辺り、リリカル二次って怖いよなぁとつくづく。って言うか恋する女の子のなのはが可愛い。ついでに運動音痴設定が消えてるなど、割と原作フラグはブレイクされているがこれからどうなるやら。
 文章は一人称視点でちと主人公のキャラの癖が強い印象だがそれなりと言ったところか。ちゃんと読めるので下手ではない。作品のコンセプトもいいし、クオリティも安定してるので無難ながらもお勧めの作品。格好いいとかそんな卦体なオプションのついていない等身大のオッサンがいいという方は読んでみては。

《現実発異世界方面行》(にじファン)
 遊戯王GXトリップオリ主二次。主人公は偶然と言うか事故と言うかまぁぶっちゃけカードの影響によってGX世界にトリップして、デュエルアカデミアに入学する。
 GXオリ主二次で定番として精霊が主人公にもついているが、まさかの地獄のツアーガイドと言うチョイスには吹いた。予想外っつーかそもそもそれまだ日本じゃ使えねーから!(海外新規カードで日本語版が存在しないカードの一つ。日本語版がない為まだ日本では公式使用不可。正式名は『Tour Guide From the Underworld』)性格はかなりアレっぽいが見た目が可愛いので許す。って言うか海外新規カードってチートカード多いよね。門とか師範とか門とかエイリンとか門とかダークソウルとか門とか援軍とか門とかオレンジライトとか門とか。
 一人称の文章であるのに、全体的に視点主の心情がちゃんと描けておらず、その為にデュエルシーンでも緊迫感が感じられないし、コメディ部分も違和感を覚える内容で全体的に薄っぺら……と言うか非常に失礼な物言いだが、なんだか人形劇を見ているような印象である。劇のように幻想的とかそういう事ではなく、そこにいる人間の心が今一感じられないというか。
 主人公も非常に受動的で、感覚が麻痺でもしているのか自分の事でもまるで他人事のように無関心と言うか無感情なキャラをしている、と言うだけでもなんだかなぁといったところであるのに、挙句どこぞのシーンで突然友情に目覚めるなど、キャラがぶれまくりである。三人称なら描写次第でクールに見えて実は熱い心を持ってるんだ的な印象に繋げられるが、残念これは一人称、違った一面を見せたなんて印象など受けようもなく、キャラの崩壊っぷりに唖然とするほかない。
 しかもデュエルは全体的にお粗末な内容だしなぁ。罠は殆ど使われないし、使われたら使われたでそれにまんまと引っかかるしでなんというか。もっと戦術的・戦略的な部分を見せてくださいよ、リアルでOCGをやってただろう主人公さん……。これだけ読んでるとこの主人公はリアルだと見事にカモられていたとしか思えない。少なくとも強い大会とかに出て好成績残すタイプにゃ見えないどころか、私の友人にも完敗しそう。ある意味リアルな強さっちゃ強さですが。もうちょっと丁寧に書きましょう、そんな作品である。

《やる夫たちは吹いて奏でて楽しむようです》
 やる夫スレオリジナル作品。ニュー速高校に入学したものの、このままいけばクラスでぼっち確定な状況にあったやる夫が友人(別のクラス)のやらない夫に相談したら一緒に吹奏楽やろうぜ! と誘われて吹奏楽部に入部する話。
 何か特別な取り柄がある訳でもないハーレム願望持ちでエロゲオタの色々とダメダメなやる夫(昔はこういうやる夫が結構いたけど、最近は最初から厨スペックのやる夫とか多いよね)が、部活の活動や友人・先輩たちとの交流を通して成長していくのはグッド。
 部活に熱を入れたり、友人達と騒いだり、恋愛要素があったり、メインキャラは大体高校生らしい未熟さとか青臭さなんかを持っていたり、成長したりと色んな意味で青春である。だから中二病を拗らせた人とかアンモラルな性的思考を持っている人がいるのもきっと青春の形の一つなのである。って言うか中二率が高すぎませんかこの吹奏楽部。スレの良心がでっていうときめえ夫とハルビンという辺り色々とおかしい(笑)前述したやる夫が相対的に常識人って辺りねぇ……。
 後、吹奏楽部の部活メインの話ですが、別に音楽知識がなければ楽しめないとかそういう事はありません。別にこの作品はそう言った経験者向けに書かれたニッチな話という訳でもなく、吹奏楽部の部活動を軸とした美しかったり青臭かったりするスポーツ根性コメディ系青春話(印象を纏めたら色々カオスになった)ですしねー。キャラは個性的だし掛け合いは面白いので、楽器の名前とかパートとかを覚えれば後は楽しく読めると思われます。
 お勧め度は『B』。青春話と言う意味では素晴らしい作品だが、一部キャラクターが少々灰汁が強すぎる印象。初春、弱音ハク、ミク辺りは現実にいたら絶対に関わりたくないタイプですしなー。男なんて穢らわしい、なんて言っちゃうレズの和よりもきっついキャラが三人も出るとは思わなかったなー。和は色々あっていい印象も出てきたけど、この三人はそういうエピソードないしなー。
 あ、ちなみに私はハルトマン派です。ハルトマン可愛いよハルトマン。こういうどこか愉快で掴み所のないタイプって可愛くて好きです。って言うかやる夫と仲良すぎもう付き合っちまえよあんたら……。黒子は色々と空回りしているのが可愛いのであんまりヒロインって感じがしないんだよなぁ。自分で言ってて酷い話だけど。

《やる夫に娘ができるようです》
 昔逆レイプされた女性(世界)から、子供が出来たんだけど私結婚するから面倒見てくれと娘三人(三つ子)を押し付けられたやる夫の話。
 タイトルだけを見ればほのぼのホームコメディに見えるかもしれないが、そんな単純な言葉では説明しきれないほど灰汁が強い作品。物語としての軸は確かにやる夫たち家族だが、そんな印象を吹き飛ばすほどにキャラは常識を投げ捨て尖りに尖った個性派揃い(主にクズ属性つきかエロ属性つきである)で、世界観は混沌とするのみならず色々と不穏である。
 その世界観の混沌ぶりを端的に説明すると、世界観の軸は狂乱家族日記で、それにFate、ガンダム、禁書、ゼロ魔、リリカル、めだかなどなどのキャラだけでなく設定の一部を突っ込んだ感じである。最初見た時はバッカーいたし大日本帝国だしなんだか日記書いてキャラがコメント書いてるし超常現象対策局あるし死神とか聞き覚えのある称号あるしで狂乱家族日記だと思ったら想像を絶するカオス状態……。聖杯戦争、英霊、MS、超能力者、トリステインの魔法、ミッド式、ベルカ式、過負荷。これ全部この作品に存在する設定である。……カオスってレベルじゃねーぞ!?
 そしてそんなカオスな世界で、それぞれの悩みを抱えた新造の家族達が歩み寄っていくのと一緒にカオスな世界の問題に関わり、解決していく、と言うのがこの作品である。……あれ、これって狂乱家族日記の本編じゃね?
 色々世界観がカオスでキャラが個性派揃いとかなり人を選ぶ作品ではあるが、シリアスにギャグに、そして何とも言えない家族の歩み寄りが描かれた面白い作品である。キャラは全員アレだけど。まぁそんなとこも狂乱っぽいので問題ない。
 個人的には狂乱家族日記の要素が思いのほか強くて歓喜でした。GMK(グレートマザー凶華)の入速出に加え不解宮に乱崎、なんという狂乱家族日記!
 お勧め度は『B』。世界観のカオスさと個性派ばかり揃っているレベルのキャラ達は人を選ぶが、やる夫スレに慣れている人にとっては問題ないだろう。

《やる夫で学ぶガンダム》
 タイトル通りの学ぶスレ。話の内容をある程度設定部分での解説と共にダイジェスト形式で追っていく学ぶ系作品。ネタバレは最終決戦以外は多少、と言ったところか。但しGガンはランタオ島の師匠戦と恥ずかしい告白もきっちりやる。まぁGガンと言えばあの二つは外せないでしょうし、仕方ないっちゃ仕方ない。
 解説役に当たるキャラがガノタの気持ち悪さみたいなものまで再現してくれるのはもうなんというか……。初代~CCA担当のやらない夫は典型的な懐古、ポケ戦08星屑MSV担当のできる夫は典型的なジオニスト(ジオン軍信奉者)、SEED担当のやらない子は……言うまでもないだろ? F91Vガンの改造やらない夫、GWX担当の大ちゃんはまとも(特に大ちゃんはこの作品の良心)だけども。
 ガンダムについて分かり易いネタ的表現を交えて分かり易く説明している、と言う点でお勧めの作品。やる夫スレの作者さんはジョジョ好きが多いのだろうか。色々と個性豊かな解説役や、段々ガノタに汚染されていくやる夫&澪(解説される側)などコント的な掛け合いと言う点でもなかなか面白い。
 ガンダムに興味がある人や、何か作品を見てファンになった、と言うような人は目を通してみるのもいいと思います。イタいガノタの典型例がいるので、そういう風にならないように、と言う自戒の意味でお勧め。そしてとりあえず纏めた泳ぐの管理人さん、乙!

 以下どうでもいい話。
 コメを見てて思いましたが、やっぱりXはイマイチ人気がないなぁ……。私はガンダムの中でも一番好きなんですけどねぇ、ガロードは立派な恋する少年してるし、ティファは可愛いし、テクスとかカトックとかサブキャラもいい味出してるし。白イルカのところでティファが裸になったところでドキドキしたのは私だけじゃないはず。ガロードェ……。
 GガンやWみたいなインパクトはないけども、話は面白いと思うんですがねぇ。地味か、地味なのか。個人的にはキャラが変な個性付けのされていない等身大の人間で、それぞれがアフターコロニーと言う世界に生きている感じがして好きなんですけどねぇ。そういう意味では「天国なんてあるのかな」とかかなり好きです。まぁXは全エピソード好きなんですけどね。
 メカニック面でもXもディバイダーもDXもいいし、ゲテモノガンダムもいい味出してるし、そして何より恐らくトップクラスのロマン機体であるコルレルとかガチでいいと思うんですがねぇ。バルカンで撃墜されるほどの紙装甲+武器がナイフ一本と言う尖りっぷりには脱帽した。

 SEEDに関しては……正直解説役のやらない子が典型的なフレイアンチのキラきゅん大好き系腐女子である事もあって色々と酷いなぁ。一応SEEDはプラントにワープするまでは結構面白いのに。ネタとかじゃなく先入観抜きで見ると意外に面白いから困る。それ以降も先入観抜きでなら意外と見れますよ? 色々残念な部分はあるけども。ウズミの馬鹿さと最終決戦でキラがクルーゼに何も言い返せなかった事は擁護のしようがないけども。
 まぁ種死や設定を見ると色々と複雑な気分になれる事を確約しますが。設定見てからだと色々複雑。やってる事だけ見るとZAFTが完全に悪玉なんだよねぇ。お陰でSEED終盤のキラ達は、中立と言うよりもアンチ連合の立ち位置にしか見えないという。実際作中で一番虐殺してるのはZAFTだしなぁ。エイプリルフールクライシスとか最たるものだけど、パナマでもやらかしてたし。
 後SEEDはメカニックも結構いいと思う。PS装甲とかミラージュコロイドとかゲシュマイディッヒパンツァ―とかよく考えたもんだわ。個人的に一番凄いと思ったのはバスターの連結。HGのプラモで付け替えてたらぶっ壊れたのには泣いたけど。
 それに引き替え種死は……感情論で内政干渉しようとする国家元首(笑)と、他国の国家元首(笑)を目の前で罵倒するエリート、静養と言えば聞こえはいいものの実質ニートやってる上に条約で禁止されているものを平然と隠し持ち修理していた前作主人公、軍人の癖に色々思い悩んだ挙句何度も裏切るデコ、コロニーにあった書類一つで議長を敵視するラクス一派……他にも突っ込みどころと言うかアレな部分はありますが何か? まぁ私はシンは好きですけどね。見てた当時のメンタル的にシンのキャラは共感しやすくてなぁ……。軍人としてはダメダメだなぁとか思いながら見てた(一番恐ろしいのは、種死内に於いてはシンですら軍人としてはまともな部類に入る事である)けども。
 しかもメカニック面すら基本SEEDの劣化+過去作のパクリだしなぁ……。ザクだのグフだのドムだのと……。ゲイツRやシグーディープアームズはどうしたんだよ糞どもめ! ストフリは完全に苦手だった。主人公機に腹ビームは合わん。額ビームは認めるが。デスティニーはパクリ多いけど格好良かったんだけどなぁ。インジャ? 相変わらずグゥル凝きがないと悲しい仕様じゃないですか(笑)ビームシールドついただけマシとでも言えと?

第七回・IS尽くし セメント成分1/5

 ちょっと遅れましたがIS二次尽くし。実は最初は「ロマン」を叫んだ男を入れる予定だったけど、読み返すのに時間かかるからスルーしたのは秘密。実際「ロマン」の感想書くなら随所のネタについて言及したいですよね。グレンダイザーからオタ化してたシャルロットは当時一番のインパクトでした。ゴルドラック聞いた瞬間にオチがある程度読めたからなぁ(笑)
 あと最近だとチラ裏のサンレッドクロスTS転生オリ主二次が面白いですね。ロリコンいい人だし、束もいい人だし。感想書くほどの話数がないから先送りにしましたが、Arcadiaの最近始まった作品では一番の期待株です。

《IS 銀の戦姫》(Arcadia)
 IS×おとボク2二次創作。中三時点の千早がIS世界にトリップして、一夏と一緒にIS起動してIS学園に入学する話。ちなみに千早にはISの原作知識有。読んだ事はないけど知識はあるってどーいう事なんだろうか。図書室で流し読みでもしたんだろか。
 ちなみにトリップした原因は、一言で言えば束さんがやらかしてくれました。書籍ISのある世界を発見した束さんは、原作で一夏が一応活躍できているのは主人公補正のお蔭でしかない、だったら一緒に競い合うライバルを用意して鍛えさせればいいじゃないか! と言う結論に至り、見た目が女の子にしか見えない為にIS適性を持った千早をトリップさせた、と言う筋書き。千冬「お前がトリップしてきたのはまぁ束の仕業だから納得できるが、お前が男であるのは束が関係していないから納得できん(キリッ」(意訳)には不覚にも吹いた。
 千早と一緒にスポ根的な感じで努力する一夏、と言うのはグッド。お蔭で周囲からカポー認定されてるけど、まぁ千早は容姿性格性能全てに於いてトップクラスな染色体XYとはとても認められない美少女(但し貧乳)だからしょうがない。そんなのが恋人認定+寝食を共にしている+一夏がIS訓練に励んでいる為、デートにも誘えない、ととんでもないベリーハードモード化した現状に奮闘したり絶望したり勘違いしたりしている原作ヒロインたちの明日はどっちだ! ……と言うか、ヒロイン街道トップを突っ走ってるのは千早なんだよなぁ、一夏の好感度的に。
 代表候補生=人間の姿をした化け物と扱ったり、千冬はもうゴジラとかそんな域と思われてたり、全体的によくある作品とは違った切り口で面白い。話も全体的に勘違いと言うか、意識、認識のずれをネタにしたコメディ調で読みやすいですし。
 お勧め度は『B』と言ったところか。束さんの自重成分の足りなさ(パロディ系ネタ的な意味で)とかACネタがやたら多かったとか、その辺がなければ『B+』でした。

《IS チートは隠すもの 》(にじファン)
 ISオリ主転生最強原作蹂躙二次。オリ主は魔改造されたグレートゼオライマーを神様に貰って転生。
 とりあえず言いたい事を一言。隠せよ。原作なんざ関わりたくねーISなんざ大っ嫌いなんだよ、と言うオリ主はまぁ別にいいんだが、だったら隠せよと。隠す努力をしようよ、と。なんで早々に俺様最強フゥハハハハハァーッ! やってんのこの主人公。まぁ二次でよくある俺は原作に関わらないぜ詐欺である。見当違いなSEKKYOUまでしている辺りこの主人公、ノリノリである。死ぬ覚悟(笑)そして山田先生の「セシリア判断ミス乙!」(意訳)と言う追撃、見事なコンボである。山田先生は割と理屈に合った事言ってるのに、と言うか言ってるだけに見当違いな主人公の残念感が半端ない。
 まぁ一言で言い表すなら典型的な最低系SSである。チート能力で蹂躙してSEKKYOUをかます主人公。なんだか凄い権力と言うか影響力を持っているけれども、主人公が何か頑張ったかと言えば、そんな事は全くない。グレートゼオライマーが何年越しにこっそりやってくれました。ガチでこれだから困る。
 主人公の存在に伴う原作とのずれやら何やら色々書いているのは好印象なのだが……。主人公がかなり薄っぺらいんだよなぁ。

《IS~インフィニット・ストラトス~ -くらげんdays-》(にじファン)
 ISオリ主二次創作。別に転生とかそんな感じの定番設定は含まれていない。ヒロインはラウラ。
 IS技術者の親を持つ主人公が、一夏がISを起動した事によって行われた男性IS適性検査で適性有となった為にIS学園に入学させられる話。クラスは当然のように一夏と同じクラス。
 とりあえずセシリア、鈴、シャルと出会う代表候補生とは喧嘩になる主人公には不覚にも吹いた。まぁあっち側も結構人格がアレとは言え、束相手にもお前の都合なんか知るかパッパラパーナルシスト(意訳)と言い放って険悪になる辺り、体制というものが嫌いなのだろうかこの主人公は。まぁ束以外とはきちっと和解してますが。
 文章はにじファンの中でもそれなり以上と言った印象で、全体的にコメディ調に近い文面で読みやすい。
 また、IS二次にしては非常に、極めて珍しい事にヒロインがラウラ一人で主人公が純情貫いてくれるのもグッド。小さい頃一目見ただけで惚れたと言うのはストーカー臭くてあれですが、実際出会った後を見る限り特にストーカーという訳でもないし、一夏ともいい友達だしで結構いいキャラしてますこの主人公。

《IS Ichika & Stand user 一夏とスタンド使いと》(にじファン)
 ISチートオリ主二次創作。オリ主は色んなスタンドの能力を使えるチートキャラ、常城禊――即ち、常城ジョウジョウ、ジョジョである。別に転生とか原作知識持ってるとかそう言った事はない。そしてISには乗らない。ってか多分乗らなくてもISより強い。クリーム使える時点でISでは勝ち目ないだろ……。他にもキラークイーンとか色々使えるし。多分バイツァダストとレクイエム関連以外は全部使えるんじゃないかな。
 趣味が女装で悪霊(スタンド)が色々使えるけど常識的とか自称する主人公には不覚にも吹いた。お前それで常識はねーよと思ったが、IS製作者の束とかブリュンヒルデの千冬とか男性唯一のIS操縦者の一夏とかと比べればまだまとも……じゃねぇよ絶対! イグニッションブーストとかやったらキンクリで乙るし!
 まぁ概ねノリと勢いのネタ作品と言う評価で問題はないだろう。掛け合いのテンポは結構いいし、主人公は女装趣味の熱血系でスタンド使いと矢鱈濃いし、文章はネタ作品としては十分だしで存外面白い。なんだかテンプレ系の転生者的な存在が三人ばっかしIS学園にいて一夏を敵視している辺りなんだか不穏ですが、現時点では当人たちが登場する事もなく対岸の出来事として掛け合いのネタである。
 個人的にはにじファンのIS二次の中でも結構お気に入りでした。と言うかある程度アレなSSに慣れれば、変に断罪とかアンチとかハーレムとか鼻につく要素がない限りある程度読めるしね。これはネタとしても結構波長が合った感じで面白かったです。更新が完全に停止してるけどな! でも続き来たら読みます。色々フラグ立ってるし、先が気になるんだぜ。

《IS~織斑一夏は負完全~》(にじファン)
 IS再構成二次創作。かと思いきやクロスオーバー二次である。IS×めだか。主人公である一夏は過負荷マイナスで球磨川の友人ポジ。と言ってもメインとなるIS学園の話に球磨川他特別スペシャル異常アブノーマル過負荷マイナス悪平等ノットイコールなどが出るという事は多分ない。設定上クロス、と言った程度で問題ないだろう。ISの凄腕が特別スペシャルとか束が異常アブノーマル、と言った設定が加えられる可能性はあるが。と言うか束は過負荷マイナスでも異常アブノーマルでもどっちでも通用するよなぁ。
 過負荷マイナスと化した一夏の、過負荷マイナスらしい最低マイナスな物言いと、そんな一夏に対して負い目や引け目やその他諸々の感情と葛藤を抱いた千冬&箒の描写が面白いので、果扨これからどうなるやら。
 ……ISのヒロイン勢だと、箒はフラグ点灯済み、ちょろいさんはちょろいだけに財部が球磨川にフラグ点灯したみたいに割とコロッと行きそうに見える、鈴は過負荷マイナスの一夏と普通に通話する程度に良好な仲(ひょっとしたら鈴も過負荷マイナスなのかも?)で、シャルは境遇的に自分より下等マイナスである一夏に依存しかねない、と言った感じでこの過負荷マイナス一夏でもハーレム構築してしまいそうなのが恐ろしい。ラウラも生まれを見る限りでは過負荷マイナス異常アブノーマルか、どっちもありうるしなー。簪も劣等感の塊だし。……あれ? ハーレムになるんじゃねこれ。
 ただ、一夏の最低マイナスっぷりは確かに色々な意味で見事だが、一夏の物言いが全体的に原作の球磨川リスペクトしている感が強い為、括弧をつけない球磨川(戦挙編ラストの格好つけずに括弧もつけない球磨川にあらず)と言った印象に近く、デッドコピー的な印象が拭えないというのはちと減点マイナス要素か。……まぁ、デッドコピー的な印象も、過負荷マイナスらしいっちゃ過負荷マイナスらしいですが。過負荷マイナスらしさはちゃんと描かれてるのでめだか好きな方は試しに読んでみたらどーでしょーか。
 お勧め度をつけるならCが妥当だろうか。


第六回・AA作品縛り


 本来はIS縛りを第六回とする予定でしたが、まだ書き終わっていないので先にこちらの方を。


《マミさんと世界樹スレ》
 原作は世界樹の冒険2。世界樹でよくある壊滅状態を、やる夫以外死亡フラグを建てまくる面子で冒険しては、フラグ通りに死んでセーブポイントまで戻ってを繰り返して進んでいくネタ作品。
 初期パーティはやる夫、マミ、コーラサワー、日番谷、ヤムチャと物の見事に死亡フラグを建てていく面子で、死亡が近付けば2レス3レスで5つを超えようかと言う死亡フラグを建てて回収していく様は正に圧巻。何が酷いって、この壊滅パターンは世界樹ではよくある事ってのが一番酷い。まぁ世界樹だからしょうがない。F・O・E! F・O・E!
 そしてシュレリア可愛いよシュレリア。前にも言いましたがこのスレのヒロインはシュレリア(キリッ だから杏子はハムの嫁だしリィンはヴォルケンズの家族だしマミさんはネタキャラだし中盤でキャラの軸がぶれたしでアレだから、シュレリアの可愛さがやばいのである。エンディングで旅立つやる夫の前に現れて「行かないで! 私、やる夫と一緒にいたい……」とか言わないかなーとか思ってたのは内緒。
 序盤はネタ作品と言う事もあってノリと勢いで突っ走りつつも楽しめた作品だったが、中盤以降色々と失速した印象か。と言うか杏子パーティの登場、番外編の増加によりまどほむの出番増加に新キャラ登場、と色々あったお陰でやる夫パーティの存在感や個性が見事に食われたのである。まぁそれでも杏子パーティやまどほむ辺りのくだりは十分すぎるほどに面白かった(個人的には序盤のノリより好き)んだが、やはり本編のメインキャラはやる夫パーティである訳で、終盤の冒険シーンはなんだか平坦な印象を拭えなかった感がある。
 お勧め度は『C』と迷ったが『B』で。

《やる夫がお隣のお姉さんを孕ませたようです》
 別名『やらない夫が大切な弟の為に限界集落を立て直すようです』。と言うか寧ろ第二部以降はこっちの名前で呼んだ方が正しいに違いない作品。
 やる夫(16)が隣家の幼馴染にして恋人である水銀燈(18)を孕ませてしまった事に端を発する、限界集落(人口の過半数が高齢者になった過疎地の事)立て直しプロジェクト。陰謀もあるよ! ……なんだかタイトルと風情が違うと感じた貴方、その感想は正しい。
 限界集落とか陰謀とか、なんだか暗い感じの作品のように感じられるが、雰囲気は普通に明るいというか完全にギャグ。暗い感じを思わせる背景なんかはキャラを魅力的に見せる為の舞台装置と考えて特に問題はない。
 やる夫の祖父母のビジュアルを筆頭としたインパクトの強さ、勢いで引っ張るコントチックなコメディ要素と、要所要所のシリアス要素や人情話がキャラの魅力を引き立てる、とても即興とは思えない良作だが、やる夫スレの宿命と言うべきか、ある程度やる夫スレというものを理解した上で読まないと難しいか。やる夫スレではいつもの事だが、水銀燈の性格原作と変わり過ぎである。まぁやる夫スレ故致し方なし。
 お勧め度は『C+』と迷うが『B』といったところか。前述の要素に加え、キャラの雰囲気が原作と大きく異なっている点や、御都合要素が目立つ点(ギャグ作品に言うような事ではないが、人情話を魅せる為に御都合要素を強くしている点はやはり人を選ぶだろう)など人を選ぶ要素は強い。

《やる夫はキョンと旅をする》
 同じ作者さんの書いたやる夫ディシディアのスピンオフ(私はディシディアは未読)。Ⅴ主人公キョンに邪気を払われ、仲間モンスターになったやる夫の話。少年編は全編カットで、青年編のオラクルベリーの辺りから開始。
 開始早々キョンLv55、古泉(ヘンリー)Lv53と言う強くてニューゲームですかと言いたくなる高レベルっぷりは予想の斜め上を突っ走っており、サンタローズが波紋使いの巣窟だとかネタっぷりは凄い。まさかのアンディが承太郎ポジで不覚にも吹いた。
 原作をなぞるだけではなく、やる夫スレらしく色々とカオスな方面に改変を加えているのは良かったのだが、致命的なまでにこの作品は『薄い』。話が全体的に原作の流れをなぞる事に終始している印象で、キャラの内面の描写だとか雑魚戦を通した信頼関係の形成だとかそう言ったキャラクターの関係に言及した描写が薄い。その為に折角多くのキャラが登場しているのに、その殆どが個性や魅力を発揮できておらず、それ故に盛り上げようとしているのだろうバトルシーンでもイマイチ盛り上がらない。
 主人公のやる夫でさえ出番少な目だし戦闘では活躍しないしで印象薄いというのはもうなんといえばいいのか……。バトルの内容やネタなんかを見る限り、もう少しメインだけでもいいからキャラをしっかり描いてくれれば相当面白い作品になったであろうと思われるだけに残念な作品。なんだかんだ文句言いましたけど、後日談なんかは結構楽しんでみましたしねー。

《ローゼン達は電車に揺られ》
 原作・有川浩著の『阪急電車』。原作知ってる人なら見当つくだろうが、AAを使用した作品であってもやる夫主人公作品ではない。だって原作は青春ラブコメ群像小説だし。
 有川さんの作品が超・絶・大好きな身(ちなみに阪急電車は特にお気に入りで、既に百回近く読破した。……文庫版が、文庫版がいけないんや! 持ち運びしやすくなるから!)として滅茶苦茶期待しながらクリックした作品。
 若干AAのチョイスに疑問を感じる部分がないではなかったものの(まぁAAでやるんだししょうがない事だが)、原作を再現するという意味では非常に丁寧だったのには一安心。なのだが、基本的な展開の流れが原作とほぼ一致し、背景説明や一部の心情描写などの地の文辺りは原作そのまんまな部分も多いのはマイナス点か。
 まぁ、原作の内容とか舞台の制約的に展開が原作に沿う形になるのはある意味どうしようもない(特に舞台の説明部分)んですが、それでも彼氏がガチではまり役だった甲東園駅辺りからは、やる夫スレらしい小ネタの挿入や、文章媒体ではないやる夫スレだからできる見せ方など、原作をなぞるばかりでないこの作品ならではの面白さが滲み出てきた印象で素晴らしく、決してこの作品が原作をコピペした作品ではないという事を感じさせる。
 お勧め度は『B+』。原作未読の方にも、原作既読の方にもお勧めの出来。特に原作エピソードではない外伝は、原作でのイチャラブをもっと見たい! と思っていた私としては最ッ高ォッ! てなものである。
 ちなみにこの作者さんは、他にも『植物図鑑』、『フリーター、家を買う』のAA作品も作っております。有川さんの作品が好きな方は、是非。

《やる夫で学ぶ最強議論》
 学ぶ系やる夫作品。最強議論とは2chの『全ジャンル作品最強スレ』とか『全ジャンル主人公最強スレ』とか『全ジャンル敵役最強スレ』とかそういう類のスレの事。
 学ぶ系作品として見るならば、色々と笑える要素を混ぜつつもしっかり分かりやすく最強スレについての説明がなされている、と言う点で高評価。尤もこれを読んでも最終回で語られている『全能』とか『世界観』については全く理解できないでしょうが、まぁあの辺は理解できたら色々負けの領域なので仕方ない。常人では永遠神剣が限界じゃないかなぁ、理解の。私もそんなもんが限界。ゲトバに至っては何で最強にいた(今はいない)か分かりませんでしたし、セックススフィアとか理解しようとも思えない。
 最強スレを見てる方でも結構あるあるネタとかがあるので楽しめます。惑星サイズが小さいとか最強スレ的には普通だよねー。0,1秒ごとに再生するならそれより短い時間にぶっ殺せばいいのに至っては最早最強スレに限らないレベルで常識。お・り・が・みだってマクレガー戦で1/1000秒以内に65536個のコアを破壊してるんだし。
 個人的に最強スレはネタをネタとして楽しめる人になら本当に面白いところだと思っているので、こういった作品があるのは喜ばしいところ。これを機に最強スレを見る人が増えるといいな。厨に増えられても困りますけど。
 意外な作品とか意外なキャラが上位にいるのが最強スレの面白いところですよねぇ。スパロボでガイキング知った身としては原作性能のガイキングの厨性能には吃驚しましたし。反応速度がインフレしまくった植木にも。一番驚いたのはエロゲ最強+全ジャンルトップ10クラスだった永遠神剣ですが。全吸血鬼と全ロボットだと最強になるかなの雑魚敵が君臨するという色んな意味でアレな状況に(笑)



第五回・セメント成分1/5含

 今回もにじファン尽くしです。別ににじファンしかみてない訳じゃないんですが、最近Arcadia過疎気味なんだよなぁ。昔読んだ作品の感想をわざわざ書くのもなんだか違う気がするし。

《大魔王様系愛玩動物物語》(にじファン)
 『ロリ大魔王様の日常』のリアがなんやかやで恋姫世界に送られて、曹操に拾われて知識&知恵チートをしながら働きたくないでござると主張しつつ猛毒舌を吐く話。完結済み。
 リアの軽快な毒舌からチートヒャッハー、それに伴う周りのドン引きと、クオリティ自体は『ロリ大魔王様の日常』のそれを維持した感じで安定……と言うかこの作品を一言でいうなら、『ロリ大魔王様の日常』を恋姫世界でやったと、要するにそういう事である。
 前作好きなら素直に特攻してOKです。っていうか、前作読んでから読んだ方が良い。そうしてればリアの行動全部、リアだからしょうがないと笑って読めます。リアのSEKKYOUは相変わらず『言いたいことを言いたいように言ってる』感が凄いからSEKKYOUっぽい嫌味さがなくて面白い。
 しかしまぁ、武将が事実上魏+董+馬とか、魏のチート化っぷりがやばくて呉と蜀が同盟組んだところで、どー考えても勝てないと言う現実。武将の質では差があるし、兵に関しては質量共に魏の方が上だからなぁ……。とか思いながら読んでたら、蜀がまさかの十五万動員とかいう理解不能なウルトラCをやらかした件について。これ、どう考えても圧政しないと無理だろ……あぁ、したんですね、分かりました。理想って本当に便利な言葉だよッ! ……劉備死ねと言いたいけど、原作でも大体こんなもんだからなぁ。まぁ、それでも平常運転で言いますが。死ね。

《のほほんSS》(にじファン)
 魔法先生ネギまオリ主転生最強二次。原作知識はなしで、神様系転生者多数作品。チート能力もあるよ!
 作品コンセプトとか魔改造方面に偏った部分とか、興味をそそられる部分はあったのだが、文章が全体的に読みにくいし、色々人物が登場するのだが見せ場どころか死に場すらなくフェードアウトするキャラもいて、一体何のために登場したのかよく分からないキャラも多い。
 キャラは沢山登場する割に描写は薄いし、場面が容赦なく飛んだ挙句、その登場人物が何者であるかとかぶん投げて話を進めるしで、もう全体的に色々と酷い部分が散見される。
 展開自体は描き方次第で光るだろうと思える部分があるだけに非常に残念。もっと丁寧に描いてほしかったです。そしてのほほんとはいったい何を指してのほほんだったのだろうか。緩い雰囲気はあっても決してのほほんではないと思うのだが。

《ツンデレでないアリサはただのアリサ 》(にじファン)
 リリカルなのは神様転生(原作キャラ転生)TS二次。チートとかどうでもいいし魔法も関わりたいと思わないので平穏に暮らさせてくれ、な主人公は結構斬新ではなかろうか。あと主人公はアリサに転生。
 最初見る限りでは近頃テンプレになりつつある、テンプレ転生者をアンチする転生主人公ものと言った印象だが、そもそもテンプレ転生者にざまぁwwwするのはチート能力決定時点で終了しているのでこれからどんな展開になるのやら。
 まさかの早々にレズカップル結成だとか転生関連で魔改造と言うか実質とらハのとは別物と化した久遠とか、全体的に予想の斜め上を行くネタSSと言ったところだろう。アリサの兄として転生したテンプレ転生者の扱いは吹いた。
 某キャラとか某キャラが屑化されてるので、三人娘大好き! って人は読まないことを推奨します。ってーか、読むな。実はさり気にアリサ不幸フラグが結構あるので、そういう点でも実は楽しみだったりする。チート選びで平穏を求めたから暴力に対してはかなり弱いんだよねぇ、このアリサ……。どれぐらいって、二次で定番アリサ誘拐イベントで単独じゃ逃げられないのがほぼ確定、ってぐらい。ローウェルの方のアリサと同じ末路フラグである。まぁ多分回収されないんだろうけどさ。回収されたら具体的には私が喜びますが。

《ロリータ・コンプレックス》(にじファン)
 ロウきゅーぶオリ主二次。主人公は別に転生とかそういう方面の事情はなし。普通に生まれて、天才バスケットマンの兄を持ち、兄を尊敬してバスケの道を志したような純粋な少年である。
 タイトルは随分とストレートな感じにアレだが、別に主人公はロリコンではない、ってーか原作のヒロインたちと同い年である。ロリコンなのは兄貴(高校生の分際で小学生に手を出した)の方。
 主人公は優れた兄を持った弟の定番的葛藤その他諸々のお蔭で色々と暗い過去を持ち色々とスレた感じになっているものの、序盤を除き話は基本的に明るめの雰囲気で、ダークと言う範囲にならない程度に主人公の内面も描かれていて結構読みやすい。文章自体はにじファンの中でも結構読める方。読ませる方では決してないが、にじファンにそんなものを求める方が間違っている。
 スレつつも根っこは純粋なバスケット少年(と言うか、純粋だからこそスレたと言うか)の主人公がいいキャラしていて好印象。原作知らないけど結構面白かったです。読みやすいし。これからどんな話になるのか期待。……ちゅーかwikiで調べたけど、兄貴(水崎新)は一応原作でも名前でてるのね。

《魔法?知らんがな》(にじファン)
 リリカルなのは転生? 憑依? 二次創作。オリ主は鮫島の義息子。
 魔法とは無関係とかアリサの執事とか、コンセプト自体は悪くない印象だが、肝心の内容がギャグと言うよりもキャラがハイテンションに騒ぐ、と言った方が適切なんだよなぁ……。
 文に関してはにじファンだしこんなもんでしょう。3.5話のヤマもオチもそもそも起承転結の起すら碌にないのにはスコップ折れそうになったが。ノリと勢いのハイテンション一人称、この時点で駄目だと思った人は読まないようにしましょう。その時点で抱いたろう予想は、恐らく裏切られません(恐らくとつくのは3.5話で斜め下に裏切られる可能性がある為)。
 まぁ推敲して書けばある程度の内容にはなりそうな印象ではある。特に最低系の要素が濃いと言う事もないし。……問題はこの作品の文章、恐らくノリと勢いだからこそ書けた内容なので、作者さんが推敲して書こうとしたらエターなり兼ねん事だが。発言がセメント?知らんがな。

第四回・女性向け成分4/5含

 えぇっと、今回は全部揃って、どちらかと言えば女性向けではないかなーと思われる作品です。

《役割を終えた神の子》(小説家になろう)
 タイトル通り、神から使わされ異世界トリップした主人公が、その役割を終え、王様と円満に結婚した……その後の話である。
 幸せな日々が待っていると思いきや、自らの夫は違う女性を見初めてしまい……と言うところから始まる不幸の話。ぶっちゃけた話別の女に惚れた挙句ヒロインをほっぽり出すような器量も甲斐性もない王様が余りにアレなのだが。人間としても、王様としても。
 敢えて呼び名をつけるならアンチ・シンデレラストーリー、と言うのが正しいような気もするが、なんだかんだで別の王子様ポジのキャラクターを印象強く描いている辺りシンデレラストーリーの要素が色濃い作品。
 ヒロインの背景設定とか世界設定とか結構細かく作り込まれているようであるし、キャラの心情描写なんかも丁寧に描かれている印象ではあるのだが、全体的によく意味が分からない部分が多い。と言うか、なんだか意味深に書いてそのまま違う場面にフェードアウトする事が多いので、読んでて少々ムカムカ(腹が立つというよりも胃がムカムカする感じ)してくるというか、話膨らますのはどんと来いなんだけど少しはガス抜きさせて下さいと言うか。

《エルサティーナの笛吹姫》(小説家になろう)
 大好きな人(王様)と結婚できると思ったら、自分の侍女(兼親友)が古代文明の末裔である事が発覚して婚約破棄から王様と侍女が結婚した挙句、側妃にはしてもらえたけど手酷い扱いを受けたから色々耐えられなくなって単身旅立つヒロインの話。
 ヒロインが何故旅立つかを描いた序盤は、ヒロインを幸福から叩き落として叩き落として持ち上げて叩き落とすを心情描写から丁寧に描かれていて、展開自体には鬱要素が多分に含まれているが重苦しい雰囲気なんかはそこまでないので読みやすい。
 ヒロインへの友情そのままで板挟み状態な侍女はいい子。ヘタレた無能属性付きの王様はダメな子。信じられるか? これ、王様が少し違った行動取るだけでヒロイン幸せになれたんだぜ……? どれぐらい少しかと言うと、侍女にヒロインとの関係をちょっと相談するぐらいで解決するレベル。なんでそれすらできなかったしこのヘタレ、と罵りたい気持ちで一杯(笑)
 旅立った後は新しい仲間も出来て結構明るい展開になっているが、物語的に王様や侍女とは否応なく再会を果たす事になるんでしょうし、これからどうなる事やら……。非常にこれからが楽しみな作品です。お勧め。

《椿の華は枯れずに落ちる》(小説家になろう)
 大好きな婚約者に振り向いてもらえないどころか疎まれ、信頼していた親友は婚約者に近付くために自分と仲良くしていた事に気付いた挙句、余命一年宣告受けたヒロインがもう自分に婚約者の価値ねーやと婚約破棄して最期まで頑張って生きようとしていたら敵対関係にある会社の社長と偶然仲良くなって結婚する話。完結済み。
 ヒロインと楓(婚約者)の一人称視点で丁寧に心情描写が描かれていて、特にヒロインの儚さと逞しさの同居したような可愛さと、社長のイイ男っぷりが素敵。社長格好いいよ社長。名前見た瞬間爆笑したけど格好いいよ緑川光(ミドリカワ アキラ)社長。お蔭でCVグリリバで音声再生されたのでCV的にAGAKEの社長っぽくなってしまったけど気にしない。
 楓の駄目だこいつとしか言いようのないほど駄目な子な内面とか、親友のこれはひどいと言いたくなるビッチスイーツ(笑)っぷりとか、全体的に葛藤とかきつめの心情描写多めの割に笑いどころが多くて結構楽しく読めました。まぁ某所での楓にはマジで死ねと言いたくなりましたが。親友? 最初から最後まで死ねと言いたくなるキャラで本当にありがとうございま死ね。
 最初で叩き落とされてもなんだかんだでヒロインは幸せになりますし、切なくも余韻を残す展開であるという事もあって全体的に読みやすく面白い作品でした。お勧め。最初に紹介した文章で携帯小説っぽくて合わないと思った人は多分読まないが吉。だって実際不治の病とか死ネタとか婚約者とかレイプとか携帯小説っぽいですし。

《壊れたアリアーヌ》(小説家になろう)
 大好きな人(王様)に振り向いてもらおうと頑張っていたけど、その人は自分の妹を見初めた為に無体な扱いを受けたヒロインが、奪われたものを取り戻す話。
 さっきまでに感想を書いた三つの作品は、なんだかんだで幸せを得るという要素を含んでいたのに対して、こちらはそんな事はなく、失ったものを取り戻す、謂わばケジメを付ける話である。
 シリアス一辺倒という程ではないが、基本的に明るい要素は薄いので、そう言った雰囲気が苦手という人には読み辛いか。しかし話は脇道に逸れるような事がなく、スッキリした印象なのでかなり読みやすい。
 が、逆を言えばこの手のジャンルが好きじゃない、嫌いだ、と言う人には楽しみにくい作品。この手のジャンルとしては余計なものもなくていい作品なんですが、ぶっちゃけそれって違うジャンルに向けての求心力が薄いって言ってるのと同じなんで。クオリティ自体は結構安定しているので、こういう話が苦手でない、と言う人なら試しに読んでみるのもいいかもしれない。ちょっと道を踏み外しても知りませんが。……私のように。
 後、とりあえず王様の駄目人間っぷりには笑った。この王様はきっと三代目とかそんな感じなんだろうなぁ。苦労を知らない三代目。

《三年目のイリス》(小説家になろう)
 ほぼ間違いなく前述の四作品とはまるで趣の違う作品。完結済み。
 王様の側室にされた不細工なヒロインが、三年間王様に手を付けられなかったので実家に帰れるヒャッホーして浮かれてたら、偶然王様と出会って気に入られてしまって畜生私は平穏に過ごしたいのにーと歯噛みする話。
 現実的に物を見ようとしているのに結局性根は箱入りなヒロインの、ズケズケとした奇天烈な物言いが面白い、女性向けと言って感想書いてますけど、女性向け作品のテンプレを被ったギャグ作品である。一応ドロドロした宮廷の人間だとか謀略だとか、色々女性向け要素はあるのだが、ヒロインがそんなものに関わるよりも平穏がいいよーという人間なので、そんな雰囲気はものの見事にぶち壊されている。
 だってこのヒロイン、王の寵愛を受けてる癖に自分よりも他の側室のところ行けよとか平然というし、欲しいものを聞かれたら実家に帰らせてくださいとか言うし、そんなんでどうドロドロした部分を印象に残せというのか(笑)個人的にはヒロインを不細工不細工言うツンデレ王太后の罵倒と猫可愛がりを組み合わせた全く新しいツンデレっぷりがツボでした。可愛い不細工には不覚にも爆笑。



 ……三年目のイリスのところを、『思ひそめしか』とか『愛するが故に、奪う』とか『ファーランドの聖女』とか『ツクラレタ聖女』とか他にも選択肢はあっただろとか言われそうだけど、まぁいいか。

第三回・セメント要素2/5含

 後ろの方の二作品はセメントな感想になっているのでご注意ください。

《ライダーとトリッパーが「ネギま」で暗躍 》(にじファン)
 にじファン内の作品である『魔女と槍兵とチートがネギま!で無双』の二次創作(即ちネギま+Fate三次創作)。元ネタの二次創作のオリ主達に関わらない(明らかに怪しいので)ように原作介入しようとする主人公のお話。
 話の大筋は、ステータスを覗く能力を持った主人公が、何故か元ネタのオリ主からサーヴァント技能及び魔改造能力をコピーできて、それを駆使して召喚したサーヴァント(五次聖杯戦争のライダー。要はメドゥーサ)と一緒に魔改造的な意味で鍛える話、と言ったところか。
 文章も日記的な形式に近く、全体的に淡々と、しかし濃密に魔改造を進めながら容赦なく原作ブレイクの種を蒔いている感じ。淡々とした印象が拭えないので人を選ぶだろうと思いますが、個人的には大いに好みの作品です。魔改造要素の濃さに惚れた! ブレイクフラグの種蒔きっぷりもかなり凄いので、これからどんなふうにブレイクしていくのか、と言う意味でも凄く楽しみな期待作。
 『魔女と槍兵とチートがネギま!で無双』は初っ端の展開の意味不明さとか、性質としては好きなヒロインフヒヒ系の話なのになぜか段々主人公の影が薄くなってメディアが主人公化しているようにしか見えなくなるとか、全体的にグダグダな要素が散見されたので、個人的にはこっちの方が好きです。結構お勧め。

《永久なるかな ─Towa Naru Kana─》(にじファン)
 聖なるかなオリ主転生原作知識有二次創作。所謂神様系の転生ものだが、主人公最強系ではない。と言うか、チート能力は与えられたけど、永遠神剣勢が想像を絶するチートだったというか。まぁ音速突破程度当たり前な世界観ですし仕方ないのか。
 メインヒロインはユーフィーだが、クリスト達(主にルゥ)からも惚れられてるし、転生のおまけでレーメ(偽)やナナシ(偽)がくっついているなどぶっちゃけロリハーレム。ロリ女神もいるし。とりあえずロリ女神にご主人様とか呼ばせた主人公は立派にロリコンだと思う死ねばいい。
 結構地雷に感じさせる要素は強いものの、文章自体は結構しっかりしている印象で、キャラも丁寧に書かれている印象でクオリティ自体は結構高く、原作のほぼ裏設定に当たる部分をシナリオに組み込んだり、精霊天翔の要素をクロスしたりと原作をなぞるだけでなく色々と工夫が凝らされていて面白い。普通にコアラ介入フラグまで立ってますし。
 永遠神剣シリーズの二次創作でも結構なあたり作品だと思われ。流石に某愚者ほどいい作品だとは言えませんが、某異邦人とか某雫とか某横島とかと同じくらいお勧め。それらが揃って更新停止している今現状永遠神剣二次の期待株。
 読み返していて思ったんだけども、この主人公、『縁思』(ぴこぴこハンマー型の永遠神剣。ちなみに『聖賢』や『秩序』『世界』『再生』なんかと同じ第二位神剣)とか守護者の設定とかまでキッチリ覚えてるとかどんだけ永遠神剣シリーズが好きだったんだろうか。

《真・恋姫無双 もう一つの袁家に仕えし者》(にじファン)
 真恋姫転生オリ主二次。主人公は紀霊、恋姫二次はオリ主がアホみたいに強い事がよくあるが、この主人公は全体的に高水準程度でチートと言うほどではない。
 袁術陣営でヒロインは張勲、一刀は蜀で一刀&蜀アンチ。礼儀なんて言葉は知らぬ、と言わんばかりの一刀初登場シーンには不覚にも吹いた。一刀が必要以上に駄目な奴と描かれているのは否定できないが、一刀が脳味噌下半身の現代人と言う事を鑑みれば割と納得できてしまうのが悲しいと言うかなんというか。
 文章は読めなくはないのでまぁそれなりと言ったところ。あっさりとした文章で読みやすくはあるのだが、あっさりしすぎていてなんだかただ主人公の目線で展開を追っているだけと言った印象で、キャラの心情が把握しにくい。正直主人公が張勲を好きなんて分かりませんでしたし、主人公が怪我した際に張勲が怒った時も違和感が湧きました。
 主人公もなんだか別に凄い人物という訳ではないと設定で言われているのに、主人公補正で妙に大活躍するなど、地雷要素多め。個人的には一刀達の身の持ち崩しっぷりが真面目にありそーだなーと思えてその辺は面白かったです。ロリ軍師二人が公孫賛と一緒に一刀見限る話では爆笑した。一刀と劉備ならやりかねん(笑)アンチ系のネタ作品と割り切れば、結構楽しんで読めます。






《双子の弟は麒麟児》(にじファン)
 NARUTOオリ主転生原作知識有最強系ハーレム作品。
 一言で言ってしまえば、典型的なにじファンのアレな小説。神様にチート能力与えられてうちは一族に転生した最強系主人公がなんかよく分からんけどハーレムを作って原作の展開とかキャラをブレイクしてヒャッハーする話である。まぁこういうのはにじファンに限らずよくある話。
 要するに こ れ は ひ ど い 作品。にじファンで作品探していればよくある事ですが。文章はまぁ文章にはなっているんじゃないでしょうか、と言うレベルか。しかもそれが一人称なのでかなり読み辛い。まぁにじファンではよくある事。
 というかにじファンのNARUTO二次創作には碌なのがない気がしますけど、なんでなんでしょうねぇ。

《インフィニットストラトスIF~亡国企業の一夏~》(にじファン)
 IS再構成二次創作。一夏が誘拐されたときにISを起動して亡国企業に入っていたら? と言う話。
 とりあえず亡国企業ってなんなんでしょうね(笑)ひょっとして亡国機業の間違いなんでしょうか?(笑)とりあえず重要な言葉を誤字するなよと。ISだと偶にありますよね、織斑を織村と誤記する作品。
 まぁとりあえず一夏が亡国機業側とかそういう発想自体は認めなくもないのだが……。とりあえずしっかり原作を読んでしっかりと推敲をしてから投稿する事をお勧めしますとしか言えない作品。文章に関しても地の文が少ない上に微妙だし、かといって数多い会話文はどうかと言うと会話に違和感が湧くばかりと、正直スコップが折れるレベルの地雷です。
 原作欄に書かれた黄昏色の詠使いと言う言葉に惹かれてよんでみたらkonozamaだよ! しかも黄昏色の詠使いの要素は一夏のISにしか窺えないしな! ほんと、なんでわざわざ黄昏色の詠使いなんて名前を加えたし。

第二回

《ハリー・ポッターの弟は母親似》(にじファン)
 タイトル通りの作品。と言いたいけど別に転生者と言った風情ではない(初期タイトルは『ハリー・ポッターの弟は転生者』だった)よなぁ。原作知識があるわけじゃないし、精神的に成熟してる訳でもないし。
 主人公がハリーの双子の弟、と言うポジションである為に、結構原作とは齟齬が生まれているが、その所為で正直このハリーがグリフィンドールに行くという未来がまるで見えなくなってしまった罠。正直このハリーはスリザリンが一番似つかわしいと思う。
 現状ハリーが原作に比べて大幅に優遇されているので、その分主人公が大分不憫な状態になっていますが、果たしてこれからはどうなるやら。基本ハリーマンセーな魔法界だけに余り報われそうにありませんが……。仲良くなれそうな同級生はハーマイオニーとネビルぐらいしかいそうにないというのはどうなんだろう。
 とりあえずダイアゴン横丁でクィレルと一緒にスネイプが出てきたときには吹いた。ですよねー、スネイプリリー萌えだからリリー似の主人公とかジェームズ似のハリーよりも気にしますよねー(笑)……って、マテやその誕生日プレゼント、可愛がりすぎだろ(爆笑)
追記;今日の更新分を見たらやっぱりハーマイオニーと仲良くなっていて吹いた。まぁある意味定番展開だけども、果たしてどう進むのやら。スリザリンフラグが強かったけどここでグリフィンドールフラグ……。ハリーがスリザリンで主人公がグリフィンドールかなぁ。このハリーは結構選民思想強そうですし、マルフォイ辺りに感化されそうな気がしないでもない。
08/10追記;やっぱりこのハリーはスリザリンだろうなあどう考えても。……と思ったらグリフィンドールかよ。正直に言わせてもらうと、ね ぇ わ 。いや、スリザリンが嫌でもグリフィンドールのタマじゃないだろこのハリー。印象としてはスリザリン(狡猾。これまでの描写的に近い)>ハッフルパフ(努力。努力という言葉には保守的な印象があるんですよね自分)>レイブンクロー(知恵。少なくとも色々主人公に押し付ける知恵はあったようだ。スリザリンの領分だが)>グリフィンドール(勇気。このハリーには(笑)をつけてあげたい)なんだがなぁ。これが原作展開の壁か……。

《魔法先生ネギま! ~御狐様が見てる~》(にじファン)
 ネギまオリ主二次。オリ主は別に転生者だとか原作知識だとかそういうのは持ってないが、大妖怪っぽい嫁さん含めてなんだかかなり強いご様子。
 かなり強い教師の主人公が何故か原作と異なり一般人的な考え方と責任感を持ったネギと仲良くなる話。当然のように近右衛門とタカミチアンチ。他の魔法先生は『先生』と言う立場と『魔法使い』と言う立場の板挟みになってる感じで、その辺の描写は結構面白い。
 チート能力を与えられて転生したオリキャラがいるが、その辺の扱いはまぁこの手の作品にありがちなアレと言ったところか。性格もアレだし能力もアレで、責任感はネギよりなく、実力は能力の前に胡坐かいてるせいで同格以上のスペック持ちにはさくっと負けるという、まぁにじファンではよくある扱い。
 アンチではあるが今のところオリ主が出張ってアンチする事もなく(寧ろオリ主は普通の教師と言う事になっている)、違った成長をしたネギや、それに伴う原作展開の変化がメインとなって描かれているので、アンチ色は薄め。何故かISキャラが主人公の担当するクラスにいるが、まだ特にキャラ立ちしている様子もないので、やっぱり事件を起こしていた束ェイベントでどんな味を見せるかが楽しみなところ。
 特に文章が駄目という訳でもなく(にじファンでスコッパーやってる人間なら普通に読めます)、アンチ系作品を見慣れた人間には結構楽しく読める作品ではないでしょうか。

《Thousandrain The Horn-Freak 》(にじファン)
 ネギまの千雨魔改造ものの一種。トライガンのミッドバレイが千雨に転生した話。ちなみに私は原作未読です。画報社はHELLSINGしか読んでません。ドリフターズは近くの本屋に置いてないんですよね。
 原作とは異なり、サックス奏者でクラスの人気者な千雨が、転生してまで厄介ごとには関わりたくないと思いながらも、桜通りの吸血鬼を契機にミッドバレイであった過去の呪縛的なこの手の作品ではよくあるアレ(と言ってしまうとなんだか陳腐になりますが)と直面し……と言うのがプロローグに当たるのだろうか。
 描写はシリアスからコミカル、動作から心情までしっかりと描かれており、キャラも立っている為読みやすく、特に三話のまるでその光景が頭に浮かびあがるように丁寧に描かれたサックス吹いてるシーンは非常にグッド。
 クオリティの高さでは最近始まった作品の中でもトップクラスだと思う、個人的に。既存キャラの転生による魔改造、作中の出来事で原作キャラの性格改変、百合要素、残虐描写アリ、麻帆良アンチ、など人を選ぶ要素は強いがお勧めです。吹っ切れた後ののどかの性格の変わりっぷりには吹いた。腹黒とかじゃないんだけど、ナチュラルに危険思想が混じっていてそれを受け容れているというか。まぁこの千雨を受け容れるんだからそれぐらいには耐性つくよなぁ。ある意味仕方ない。
 これ読んでトライガンを買おうかなぁと思っている昨今。

《実況パワフルプロ野球9“恋恋高校アナザー”》(にじファン)
 中学時代猪狩の相棒だった主人公が、エリート街道ではなく自分を追い詰める境遇を求めて恋恋高校に入学し甲子園優勝を目指す話。……だったのだが、ハイスペックキャラが恋恋にいたのでそんなに追い詰められた境遇ではない罠。
 主人公はイケメンキャラで女性キャラからの人気もあり、青春要素やラブコメ要素も割とあるが、根底にあるのはスポーツを介して互いを知り友情を育み、数多のライバルとアツく競い合うという、セオリーをきっちり押さえたスポーツ根性略してスポ根である。
 特に試合の描写は作者さんパワプロ好きなんだなぁというのが窺えるほどきっちりしっかりがっつり厚く熱くアツく描かれており、スポーツ系の作品が好きな人やパワプロ好きな人ならお勧めと太鼓判を押せる内容。代わりに話数の割に文章量が半端ない(一話辺り平均16000字ほど)ですが、要はそれだけアツい展開ががっつり演出されているという事である。
 ちなみに原作キャラクターの年代が大きくずれており、パワプロサクセスオールスターと言わんばかりのキャラクター達は一種の圧巻。あかつきの一ノ瀬以外の先輩は全員猪狩と同年だった部分にはなにこの鬼畜と思わざるを得なかった。友沢も同年で恋恋にいるし、みずきも聖タチバナで同年だし、初試合が久遠ピッチャーの栄光学院だしで色々とカオスになっていますが、パワプロシリーズのファン(要するに私の事ですが)からすれば寧ろいいぞもっとやれ状態。
 ちなみにそのカオスさ足るや、もし甲子園で神童さんどころか鋼を筆頭にメンバー全員変身ヒーローのコスプレした奴らとかラフプレーに走れない高校とか大財閥の御曹司がピッチャーやってる離島にある田舎高校とかポケのキャラが出てきても驚かないレベル。と言うかこのカオスだと、アンドロメダはデビルスターズ並のチートじゃないと力不足感が半端ない気がします。

《ロリ大魔王様の日常》(にじファン)
 旧タイトル『気紛れな転生者』。チートとか魔改造とか色々やりたい放題ヒャッハー状態のネギの妹オリ主が文珠パウァーで自重しろと言いたくなるレベルのチートで無双する話、だったのだがまさかガチで自重させられるとか不覚にも吹いた。
 フリーダムにヒャッハーしてる部分が色々楽しかったんだから、ヒャッハー成分マシマシじゃなくて薄めるとか魅力減じゃないですか―、やだー、と言いたい気分でいっぱい。まぁ、作者さんの書きたいように書いてるというのが凄く伝わってくる作品だったので、自重しろ、そしてエヴァといちゃいちゃしなさいと言う展開になってしまったのもある意味仕方ないのか。
 でもやっぱりヒャッハー成分薄くなってるのは惜しいですなー。バーモントカレーから林檎と蜂蜜抜くくらいには惜しい。え? それじゃただのカレールーだって? いやセメントな事言いますけどチートヒャッハー要素に代わる要素を注ぎ足してくれないとただのよくあるエヴァフヒヒ作品になるじゃないですか。
 割と切実にチートヒャッハー要素が好みだっただけに、これからの展開が不安。ヒャッハーが天元突破してアチョー入ってくれたら歓喜しますが。

第一回・にじファン尽くし

 初回感想、大体感想はこんな感じの事をつらつら書き連ねる感じになると思われ。

《エターナルトラベラー》(にじファン)
 ゼロの使い魔世界に原作知識を持った主人公が転生する話。
 この類の作品にありがちな錬金チートとか主人公が出鱈目レベルのメイジでヒャッハーとかはないが、主人公の協力者ポジのマッド風味なエルフ研究者の投薬でグリフォンに変身したり、リリカルのデバイス的なものまで所持(作った)していたりで、結局別ベクトルでヒャッハーしているだけと言えなくもない。
 自分が原作に関わらず、そのまま原作通りに世界が進んでいけばヒロインポジの転生者とのんびり大過なく過ごせるだろうと希望的観測をしていたら、別にいる典型的なチート系転生者(ロリコン疑惑)が介入して色々やばい状態になったので、原作壊させてたまるかと関わらないように介入していく主人公、と言うのは結構珍しい。
 個人的には文章も割と丁寧で、にじファン作品の中では結構面白い部類に入ると思っていたのだが、第十話の展開でがっかり。容赦なく原作ぶち壊しにして、一体どう纏める気なのかなぁと思っていたら、まさか纏める気なんてこれっぽちもなかったとはなぁ。正直トリステイン消滅からどう話を運ばせるかで楽しみにしていた身としてはかなり残念。実際あそこから上手い事膨らませればかなり面白い戦記ものになったと思うんですがねぇ。

《テンプレ通りに進めたい》(にじファン)
 神様の手によってネギまのネギに転生させられた主人公の話。チート能力としてガンダムUCのモビルスーツを魔法で再現+完全魔法無効化能力を所持。
 ネギまの並行世界を舞台にした第一部と、原作世界観(+独自解釈設定)の第二部があり、第一部は原作崩壊上等のカオスギャグになっているのだが、全体的に文章、展開共にあっさり風味なので、腹が攀じれるという事はないものの、読みやすく要所要所で笑える内容になっている。
 対して第二部は、天然な子供(バグキャラ)を演じるIKEMENな子供がその無自覚なハイスペックっぷりで周囲を唖然とさせる、あっさり風味の理不尽ギャグ。主人公もこの手の作品にありがちなここは俺のハーレムだぜヒャッハーな内心丸見えと言う事もなく、ドライなんだか愉快なんだか今一よく分からない、作品の内容的に旨味のあるキャラになっていていい感じ。
 全体的に水が合えば笑える内容となっているので、にじファンでスコッパーやってる人にはお勧め。後この作者は原作のカモに何か恨みでもあるのだろうか(笑)

《気紛れな転生者》(にじファン)
 原作知識のある主人公が神様にチート能力として文珠を作る能力貰ってネギの妹としてTS転生する話。ちなみに主人公はスペックは狂ってますが、魔法と気は生まれつき使えません。魔力量は木乃香以上なのに。
 文珠を駆使してチートスペック化してメルディアナ卒業したらエヴァの庇護下に入って色々魔法使い達をアンチする……と言うと何ともテンプレ乙な内容であるのだが、実際問題この話はそういう話である。
 のだが、アンチと言っても体制に反逆する、とかそういった感じではなく、ただ主人公が思った事感じた事を言いたいように言い散らかしている印象なので、断罪とかそういうような厭味ったらしい雰囲気は薄め。と言うか多分この主人公、アンチをするキャラじゃなくて自分のやりたい事をやる人間ですし。個人的には魔改造っぷりがかなり好み。
 作者さんが書きたいように書いているというのが読んでいてよく分かる作品なので、最強で情け容赦を置き忘れた幼女の主人公が明るく楽しく毒舌アンチして魔改造に勤しむ話と言われて興味が湧く人なら楽しめるんじゃないでしょうか。文章も書きたいことが伝わってくる内容で、巧拙は扠措き趣味が合えば楽しめるものですし。まぁ九歳にすらなってない幼女が強姦を何度もされかけた(全部自身で撃退)と言う設定にはどんだけロリコン揃いだよ魔法世界と思ったが(笑)

《IS 幼馴染みなボクっ娘》(にじファン)
 現実からリリなの世界になのはの双子の妹としてTS転生した主人公が管理局員として働く最中にロストロギアの影響でIS世界に小さくなってトリップする話。
 カレンデュラかサード幼馴染かどっちかの作品かあるいは両方の影響を受けて作ったらしい作品。ちなみに主人公にISの原作知識はなく、また、何でか一夏の兄だか弟だかに転生したオリキャラがいる、トリップ後にはIS世界の高町夫婦に引き取られる、思い切り年上の義姉なのはは世界的に有名なIS乗り……と、設定は割とアレだが、文章力はそれなり。
 今のところ主人公のキャラが余り立っておらず、設定やキャラの背景に説明不足感が漂っていて、現時点では目を瞠るような部分も見当たらず、良くも悪くも無難な出来栄え、と言った感じなのだが、原作では朴念仁も大概にしろよテメェを地で行っていた一夏が明確に誰かに恋をする作品だと思えばかなりの期待株。
 一応、個人的に文章はカレンデュラ、サード幼馴染よりもしっかりしている印象だったので、一夏が誰かに恋をしているところを見て2828したい人には、こんなのもありまっせと言えるぐらいの内容か。

《転生して喜んでたけど原作キャラに出会って絶望した。・・・けど割と平凡に生きてます 》(にじファン)
 神様にチート能力を与えられてリリなの世界に転生した主人公はリリカルキャラに萌え萌えしてる人だったのでハーレムヒャッハーとか目論んでたけど、現実のなのはを見て二次元と三次元の違いに絶望したので原作とかもうどうでもいいや、になっちゃった話。
 主人公の気持ちが分からない人はネギまを読んでからネギまのドラマを見るんだ。それでも分からない? FateをプレイしてからFaithを見るんだ。ローゼンからロゼーンでもいい!(私はどれも見た事ないので、もし万が一これを機にAV好きになってしまっても責任は負いません)
 主人公が前述の理由で原作関わる気なくしたり、原作キャラに関わろうとしなかったり、原作関わる気をなくしたけどとりあえず魔法は使ってみたいよね! ってなってたり、色んな意味で中二の混じった感じながらも等身大の人間やっているのは好印象。
 今のところ魔法使いたいよねって事で修業頑張ってるシーンばかりで余り話は進んでませんが、明確な成果をきちっと示してくれるので特段退屈と言う事もなく、主人公のキャラを立たせるという意味ではいい内容ではあったので、これからどう持っていくかに期待、と言ったところだろうか。別に原作関わらなくても月村&バニングスで裏社会に関わるとかでもいいんじゃぜ? あの世界確か忍者がライセンス付きであるし、色々面白くする為のネタはあるので。
プロフィール

ガラバート

Author:ガラバート
しがない学生がネット小説とかゲームとかニコ動とかMUGENとかの感想をメインにつらつら書いていくブログです。ぶっちゃけ日記。
ニコニコ動画に『エルクゥ未満ランセレバトル』を投稿しています。

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