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第十二回・セメント感想1/5


 暫く忙しくてにじファンを一週間近く見れない日が続きましたが……やっぱりにじファンは玉石混淆で、タイトルとか粗筋見てグッと惹かれるような作品は少ないなぁ。全然ないと言ってもいい。
 っちゅーか日刊ランキング見たけどそんなに目新しいのがない。ヴェンツェルぐらいかな。確かアレArcadiaにあったろ。私はヴェンツェルより皇国の方が好きでしたが。


《双六で人生を変えられた男》(にじファン)
 タイトル通り、神様がやってた双六の所為でISの世界に転生させられる事となった主人公が禁書の一方通行の能力貰って千冬達と同年代に更識家に転生してしまった話。ちなみにチート能力である一方通行はまだ使えない。脳味噌小さいから? いや脳味噌って別にそこまで成長しなかったよな。演算能力足りないねpgrとかを貫くような事があったら別ベクトルで凄い。
 そして幼稚園でぼっち&ぼっちであった千冬(雰囲気の所為で人が寄らない)と束(普通の人間なんて興味ありません)に話しかけた事によって親友になっていつメン三人組となりフラグゲット、流れるような挙動である。まぁ幼稚園ぐらいの情緒の束なら、普通に話が通じる相手いればそいつと仲良くなりそうだが。
 そして織村一華(読みは原作主人公のワンサマーと同じ)と言う名前の典型的な痛いオリキャラもいるが、そっちは下心満載なのに未だに千冬や束と仲良くなっている描写もない辺りヘタレなのか、それとも下心が見え透いているから避けられているのか。ぶっちゃけチート能力に未元物質選んでいる辺りとか主人公にShitしてボコると言いつつ数年を過ぎてる辺りただのヘタレなんだろうけど。まぁ主人公に手を出したら親馬鹿ファザーにこの愚か者がぁッッッ! 皆殺しにしてくれるッッッッッ!! って感じにヒャッハーされる確率150%だから正しい判断だろうが。ちなみに150%とはヒャッハーされる確率が100%で、その後束さんのGIJUTSUで蘇生されてもう一回ヒャッハーされる確率が50%の意である。
 一人称で文章が読めん事はないので後は深く考えずにノリに乗れるのかである。私は一歩引いてぼんやり俯瞰した感じなので特にそこまで楽しめるという事もなく、かと言ってスコップが叩き折られるわけでもなく。この手のジャンルが苦手でなければ多分スコップは折られないと思います。それなり。

《虫使いのZEXAL生活》(にじファン)
 別にチート能力を与えられたわけでもなく、ZEXALの世界に生まれ変わっていたオリ主が遊戯王をプレイして頑張る話。この手の作品にしては極めて珍しい事に、チートなし。
 転生特典で前世の頃から持ってたカードを引継ぎとか、そんな事は全くなしに、遊戯王世界に転生して、頑張ってカードを集めてデッキを組んで強いカードを集めると言うのは新しい。……まぁ前世からのプレイヤーだからプレイング自体はかなりのものなんですけどね。でもシンクロなし、エラッタ前の効果を使用するとかそんな事もなしと、遊戯王世界に生きる等身大の人間と言った風情なのはグッド。
 そして主人公の持つデッキはタイトル通りに虫デッキ。虫の人気が余りないから集めやすいのと、精霊つきのエクサビートルをゲットした為である。出番のなさにオンドゥル化したエクサビートルには吹いた。エクサとイクサは似てるけど753はキバじゃねーか。そして小学生の頃から大会に参加し、シャークと接戦大激闘を繰り広げてシャーク魔改造フラグOnからの原作崩壊フラグである。ちなみに主人公以外にも転生者が一人いるが、そっちはサイバー流の使い手。
 視点は一人称で文章もそれなり、決して駄目な部類ではないし、話も原作より前の時間軸からしっかりと描いているなど全体的に印象は悪くないのだが、デュエルシーンが盛り上がりに欠けるのが痛いか。まぁ、カードゲームの小説を盛り上げるように作るとかかなりの難業だと思いますが。個人的には視点主の主人公がなんだか『デュエルをする』よりも『デュエルを説明する』ような姿勢に感じられるのも盛り上がりが薄い一因と思いますが。もうちょい心理とか動作とか、ソリッドビジョンの動きとかを描写に混ぜていくのもいいかも?
 ちなみにOCGやってる人なら当然気付いていると思いますが、第四話でアニメ世界だと初期ライフ4000だから神の宣告は神の警告の完全上位互換であると言われていますが、完全上位互換ではありません。警告と違って宣告ではダメステゴーズやトラゴ、リクルーターからの特殊召喚を防げないんですよね。いや、それでも宣告の方が強いのは認めますが。アニメ世界で警告はコスト的に腐る率高いからなぁ。宣告もライフ半減だから痛いが。

《司馬懿仲達の憂鬱》(にじファン)
 なんか神様の所為で(略)恋姫世界にチート付きで転生する話。転生先はタイトル通り司馬懿である。……司馬懿オリ主二次は現状狼龍が一番面白いと思う。削除されたけどArcadiaの仕えたくないも面白かったですが。
 まぁ要するにテンプレである。とりあえずプロローグで転生するけどわざわざ四話に分ける必要はなかったと思う。別に一話一話が長い訳でもないし、わざわざクリックする回数が増えるだけストレス。
 視点は一人称、プロローグは短いが本編は結構一文が長いので、読みにくい人には読みにくいか。まぁ主人公が武力チート系ではなく頭脳系の内政外交軍略チートの類みたいだし、こんな感じの文章になるのはある意味仕方ないのやも。問題は『チート』として描かれてくれるのか。原作キャラを足蹴にして蔑ろにするようなタイプにならない事を祈る。
 文章のクオリティは前述通り一文の長さで読みにくい面はあるが酷いという事はなく、かと言って優れているという事もなく。改行を使えばもう少し読みやすくなると思われ。でも第一話冒頭で主人公が第四の壁を無視して十八歳に成長するまでの経歴をつらつらと地の文で語り始めたのにはスコップが折れそうになりました。これからに期待と言いたいところではあるが、期待の一念でお気に入りに突っ込むほどとは言い難い。

《Fate/the end at dusk》
 士郎の実妹ポジで、実は幾度も輪廻転生を重ねる存在だったオリ主が、聖杯戦争に裏方と言うか舞台裏方面な感じに関わり、色々と絡んだ因縁から聖杯戦争に首を突っ込む話。転生と言っても人生ごとに意識は別個で、自身の別人格として前世前々世...の自分の意識を持っている、と言った感じか。
 繰り返した転生の中には、セイバーの臣下だったけど裏切った人、と言うぶっちゃけ誰だか丸わかりなお人のものもあり、セイバーを主君と仰いでいる。また、転生の中で武術を英霊クラスに、魔術は恐らく齧る程度に修めていてスペックはサーヴァント以外としてはかなり高い。流石にガチバトルするには身体能力で劣る模様だが。
 サバサバとしたタイプだけどなんだかんだで面倒見が良くて押しに弱めな主人公が実にイイキャラをしている。特に偶然出会った主人公を気に入り、僕になれ宣言をして半分ストーカーと化したギルガメッシュとの関係が実にグッド。俺様系ツンデレに振り回されながらも、なんだかんだでそれに付き合ったり世話を焼く主人公……お前らもう付き合っちまえというか、アイスクリームのエピソードとかもうカップルでいいだろお前ら……。
 主人公のバイト仲間のランサー交えた三人組の掛け合いも面白い。まぁストーリーの軸はFateルートなので最終的なあれそれはお察しの通りですが。糞、これがメルブラとかhollowみたいな色々はっちゃけてた世界だったら俺様ツンデレ×苦労系世話焼きのカップリングが見れたかもしれないのに……。しかも主人公の前世的にセイバーまで絡んだ三角関係……それはそれで大いにアリだと思います。ぶっちゃけ衛宮家だとメインストーリーを進める話が多いから魅力的なのがギルガメッシュ&ランサーでなぁ(笑)
 文章はあっさり風味で全体的に読みやすいのだが、よくよく見てみると基本三人称なのに偶に一人称が紛れ込んでたり、その上視点が変わっていたりでさり気なく色々とアレ。読みやすいので問題ないですが。
 後メインストーリー自体は原作Fateルートをなぞっているだけに近かったのが残念。と言うかこの話はどう見たって最大の山場は金ぴか装備ギルガメッシュ登場シーンなんですよねぇ。お勧め度はまぁ『B-』か。金ぴか装備ギルガメッシュ登場シーンまでなら『A-』か『B』。

《魔法少女リリカルなのは《目つきの悪い高町家次男》》(にじファン)※セメント感想です
 リリなの転生二次。なんか上の記号が被ってるのは元々タイトルに上述の記号がついていたから。
 見た目は何故かマスラヲの魔眼王固定。とりあえず色々はいはいチートチートと言いたくなるチート使ってお付きになったWill.CO21凝きと一緒にヒャッハーしながらシスコン生活。他にも転生者いるけど性根の善悪に関係なくWill.CO21がヒャッハーして社会的にお陀仏確定です本当にありがとうございました。外道乙。
 とりあえず主人公のチート系ヒャッハースペックがテンプレではあるけど酷いですねとしか。原作の見た目とメンタルとハッタリと策略でチートスペックの化け物集団を何とかしてきたヒデオに謝れこの野郎。魔眼王ってお前それ見た目だけじゃねーか! まぁ原作の方のヒデオでも手段を選ばなければこの主人公に勝てそうですが。闇理を介して自身を媒体にロソ・ノアレ光臨で多分動けなくなって勝てる。
 主人公自身原作知識が淫獣ユーノだとか傲慢系クロノだとか戦闘狂シグナムとか偏ってる辺り随分とアレなキャラだしなぁ。ヒャッハーっぷりもアレだけども、それ以外も十分アレ。見た目魔眼王だけどどうせ最終的にはハーレムなんだろうなぁ。主人公高町家の養子ってつまるところなのはをヒロインにするって意味でしょ? 雰囲気軽すぎるからシリアス系外道サクセスストーリーにはなりそうもないし。やってる事は糞外道でも、雰囲気が軽いせいで外道(笑)勿論管理局から見れば疫病神そのものになるのは目に見えている訳ですが。
 そして文章に関してはもう素人+一人称=アレの方程式としか。要するにノリと勢いでヒャッハーするアレ。恭也がなのはに懐かれない腹いせで主人公に喧嘩売るという設定になっている辺りもうその辺は察しようぜ。しかも内容が薄いというかそこはちゃんとやっとこうぜなところをスルーして結果だけ説明にもなってないスカスカで説明する為ハッキリ言って何が何やら分かりたくない。真面目な描写は期待するべくもないが、まぁ展開からして真面目に推敲すればこうなる筈もないからある意味バランスとれてるのか。『チートなくして 何が転生か』とかタグに書いてありますが、そんな事よりも『こんなに短くして 何が小説か』と言う言葉を送りたい。平均一話辺り千文字ないのはどーよ。



 関係ないけど有栖キャロの小学校物語を発見した時、有栖零治に救われ云々という記述を見て盛り上がったら、別にナムカプともムゲフロとも関係なくて色々と萎えました。漢字が違うのは誤字、そう思っていた時期が私にもありました……。
 何だよ有栖零児とは無関係なのかよちぇっ。

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Author:ガラバート
しがない学生がネット小説とかゲームとかニコ動とかMUGENとかの感想をメインにつらつら書いていくブログです。ぶっちゃけ日記。
ニコニコ動画に『エルクゥ未満ランセレバトル』を投稿しています。

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